阿部寛『祈りの幕が下りる時』首位スタート!
映画週末興行成績
東野圭吾原作、阿部寛主演の『新参者』シリーズ完結編となる『祈りの幕が下りる時』が、29日に興行通信社から発表された土日2日間(1月27~28日)の全国映画動員ランキングで首位を獲得した。
主人公の刑事・加賀恭一郎にまつわる謎が明かされ、物語がフィナーレを迎えることが話題となっている同作の週末成績は動員20万6,000人、興行収入2億6,500万円。最終興収16億8,000万円を記録した『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』の初週末成績(動員21万7,183人、興収2億7,640万8,100円)と同水準の成績を記録している。
初日に行われたアンケートによると、客層の男女比は52.5対47.5。年代別では50代が40.9%、40代が23.8%、60代が13.1%、30代が11.9%、20代以下は9.5%と大人の観客から支持されている様子。また、複数回答可の鑑賞動機としては「テレビ・映画の『新参者』シリーズが好きだから」76%、「シリーズ完結編だから」54.2%、「キャストが好き」46.5%、「原作小説の『加賀恭一郎』シリーズが好き」39.9%となった。
大ヒットを記録した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』で再び注目を浴びるスティーヴン・キング原作の『ダークタワー』は10位に初登場。235スクリーンで公開され、動員3万995人、興収3,918万8,100円となった。
先週1位スタートを切った『ジオストーム』は2位にランクダウンしたものの、週末成績は動員11万4,493人、興収1億6,930万4,100円と好調。累計動員は42万2,404人、累計興収6億6,372万5,000円となり、配給元は「早くも興行収入10億突破がみえた」としている。
先週2位スタートだった『嘘を愛する女』の週末成績は土日2日間で動員7万5,000人、興収1億500万円。累計動員は32万2,898人、累計興収は4億2,884万8,900円になった。
人気シリーズの続編『パディントン2』は動員7万3,000人、興収9,100万円で4位をキープ。公開7週目を迎えた『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は累計動員476万945人、累計興収70億5,222万6,400円となり、興収70億円を突破。同じく公開7週目の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』も腰の強い興行を続けており、累計動員は202万7,210人、興収25億4,455万400円で興収25億円&動員200万人に達した。そして公開8週目の『DESTINY 鎌倉ものがたり』は先週末の時点で累計動員237万2,693人、累計興収29億7,819万8,200円となった。
今週末は『羊の木』『不能犯』『スリー・ビルボード』『RAW~少女のめざめ~』『名前のない女たち うそつき女』『巫女っちゃけん。』『blank13』『THE PROMISE/君への誓い』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2018年1月27~28日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『祈りの幕が下りる時』:1週目
2(1)『ジオストーム』:2週目
3(2)『嘘を愛する女』:2週目
4(4)『パディントン2』:2週目
5(3)『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』:7週目
6(5)『キングスマン:ゴールデン・サークル』:4週目
7(6)『8年越しの花嫁 奇跡の実話』:7週目
8(7)『DESTINY 鎌倉ものがたり』:8週目
9(初)『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇』:1週目
10(初)『ダークタワー』:1週目