阿部寛、インド映画に色気「オファー待ってます!」
俳優の阿部寛が3日、都内で行われた映画『祈りの幕が下りる時』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、インド映画(ボリウッド)出演に色気を見せた。イベントには、松嶋菜々子、溝端淳平、桜田ひより 福澤克雄監督も登場した。
本作は、東野圭吾の人気ミステリー小説を映像化した「新参者」シリーズの完結編。日本橋署の刑事・加賀恭一郎(阿部)が、ある謎に包まれた殺人事件の捜査により、自身の過去や母親失踪の真相に迫るさまが描かれる。
この日は観客からの質問に答えるティーチインが行われ、「阿部さんの意外な一面」を尋ねられた溝端は、あるインタビューで「新たに挑戦したいことは何?」と聞かれた阿部が「インド映画に出たい。ダンスを踊れないことが嫌だから、真剣にダンスを踊って、ボリウッドに挑戦したい」と言っていたことを暴露。
すると阿部は「インド映画っていいなって思うんですよ。あのテンションやお祭り感は(なかなか)ないじゃないですか。すごいパワーがあるし、幸せな気持ちになれる」と真意を説明すると、「ダンスはものすごい下手ですけど、あの異常なテンションに挑戦してみたい憧れがある」と目を輝かせ、「オファー待ってます!」と呼び掛けた。
その後、他の観客から「新しく挑戦したいこと」を尋ねられるが、溝端が「僕もインド映画に出てみたい。阿部さんが出られるなら、ついていきます」と答えれば、桜田も「今年、高校生になるので、幅広い役ができるように頑張りたいです。インド人もやってみたいです」と便乗コメント。さらに、松嶋までもが「(こうなったら)出るしかないですね」と気持ちを固めるなど、インド色強めのトークが繰り広げられた。
とはいえ、本舞台あいさつは、本作が公開8日間で観客動員数50万人、興行収入6億円を突破するという大ヒットを祝福するためのもの。阿部は「今日はインド映画の宣伝じゃないですからね」と注意を促しつつ、加賀役を演じた8年間を振り返り、「本当に大切な役で、この8年で僕の成長も加賀恭一郎の成長もありました」としみじみと語ると、「この最後の作品で素晴らしい結果を出せたことを幸せに思います」と喜びを噛みしめていた。(取材:錦怜那)
映画『祈りの幕が下りる時』は全国公開中