オープニングナイト作品決定!トライベッカ映画祭
米ニューヨークで4月18日~29日まで開催され、今年で17回目を迎えるトライベッカ映画祭のオープニングナイト作品が、ドキュメンタリー映画『ラヴ、ギルダ(原題) / Love, Gilda』に決まった。映画祭の公式サイトで明らかになった。
リサ・ダポリト監督のドキュメンタリー映画で、「サタデー・ナイト・ライブ」のオリジナルキャスト・メンバーでもあったコメディエンヌのギルダ・ラドナーさんを題材にした注目作。ギルダさんが記した日記を通して当時を振り返りながら、「サタデー・ナイト・ライブ」のチェヴィー・チェイス、ビル・ヘイダー、エイミー・ポーラーなどのインタビューを交えた作品のようだ。
1946年デトロイト生まれのギルダさんは、女優を志して1972年に舞台「ゴスペル」に出演。トロントにある即興劇団「ザ・セカンド・シティ」に参加し、その後、現在でも続いている人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」のオリジナルキャスト・メンバーとなり、当時人気のあったセレブのモノマネをして一躍人気を博した。
1979年にはブロードウェイでワン・ウーマン・ショー「ギルダ・ラドナー - ライヴ・フロム・ニューヨーク」を行い、マイク・ニコルズ監督によって映像化もされている。私生活では、映画『ハンキー・パンキー』で共演したジーン・ワイルダーさんと結婚したが、ギルダさんは1989年に卵巣がんで42歳の若さで亡くなっている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)