スカリー降板の「X-ファイル」の行方
スカリーなしの「X-ファイル」はあり得ないと語っていたクリエイターのクリス・カーターが、一転して彼女なしでも続けられると Digital Spy にコメントした。
FBI特別捜査官ダナ・スカリーを演じているジリアン・アンダーソンは、昨年10月にニューヨークで開催されたコミコンで、出演は第11シーズンが最後だと宣言。その後、クリスはColliderのインタビューで、「僕にとっての『X-ファイル』はモルダーとスカリーなんだ。スカリーなしでは僕はやらないと思う。それは僕の中の『X-ファイル』ではないからね」と語り、これが最終シーズンになるものと思われていた。
しかし、ここにきて考えを変えたようだ。「本当にこれで終わりですか」との問いに彼は、「わからない。『X-ファイル』にはまだ語れるストーリーがあると思う。ジリアンありでも、なしでもね。彼女が去るのは残念だ。彼女なしでこの番組を続けることは考えたこともない。終わりかと聞かれれば、何かの終わりであることは確かだ。新しい何かの始まりなのかはわからない。でも、今後どうするかはみんなでじっくりと考える必要があるだろう」と続行の可能性を残す答え方をしている。
第9シーズンでは、モルダー役のデヴィッド・ドゥカヴニーは、ほかの仕事をしていたため多くのエピソードに出演していない。しかし、ストーリーの中で存在感は常にあり、スカリーもそのようにできるかもしれないとも語っている。どうなるかはわからないが、第11シーズンの視聴率はいいとは言えないため、更新は難しいかもしれないとTVLineなどが報じている。(澤田理沙)