篠田麻里子は努力の人!舞台版「アンフェア」共演者が明かす座長の顔
女優の篠田麻里子が22日、天王洲の銀河劇場で舞台「アンフェアな月」初日公演前に囲み取材に応じ、舞台初主演作となる本作への意気込みを語った。この日は染谷俊之、岡田達也、中村優一、和田琢磨、下村青、川谷修士(2丁拳銃)、飯田基祐らも出席した。
篠田麻里子が雪平役!舞台版「アンフェア」キャスト写真ギャラリー
「アンフェアな月」は、篠原涼子主演のドラマ版などでも知られる秦建日子原作のハードボイルド小説シリーズを舞台化。バツイチ、大酒飲みだが検挙率ナンバーワンの美人刑事・雪平夏見の型破りな活躍を描き出す。
ついに初日を迎えた篠田は「『アンフェア』シリーズ初の舞台化ということですが、稽古をたくさんしまして、新しい『アンフェアな月』の世界観ができたなと手応えを感じております。なので、とてもすてきな舞台になると確信しております」と充実した表情。「雪平夏見としては、一見、クールな感じに見えるんですが、愛にあふれた女性を演じられたらと思います」と意気込んだ。
雪平といえば酒豪というキャラクター設定となっているが、「実際に稽古後に飲みにいくということはあるか?」という質問には、まわりの出演者たちもニヤニヤ。その様子に笑顔を見せた篠田は「何回か行きました。皆さんお酒はお強いので、朝までの方とかもチラホラいらっしゃいますね。それから痛風気味の方も」と暴露し、思わず岡田が「言わんでええ!」とツッコミ。そんな様子にも、一座の雰囲気の良さが表れていた。
共演者にとっても篠田は頼れる座長のようで、染谷が「初主演とは思えないほどにカンパニーのみんなを引っ張ってくれた。出ているシーンも多いし、セリフも多いのに台本を持っている姿を見たことがない。それにみんな自然と引っ張られていくような。すごくいいカンパニーだったと思います」と明かすと、岡田も「真面目ですよね。AKB48時代のことはあまり詳しくないんですが、日本のトップアイドルとして頑張ってきた人。ちゃんと努力をする。それは当たり前のようなことですけども、こんなにしっかり努力をするんだなと。感心しました。彼女のやる気がいい意味で派生した舞台だったなと思います」と太鼓判を押した。(取材・文:壬生智裕)
舞台「アンフェアな月」は3月4日まで天王洲・銀河劇場にて上演