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大森南朋が北原白秋、AKIRAが山田耕筰に!『この道』公開決定

北原白秋役の大森南朋&山田耕筰役のAKIRA
北原白秋役の大森南朋&山田耕筰役のAKIRA

 文学者・鈴木三重吉が雑誌「赤い鳥」を創刊してから100年を迎えた2018年、雑誌作りに尽力した詩人・北原白秋と音楽家・山田耕筰の波乱万丈な人生を描いた映画『この道』の公開が決定し、主人公の白秋を大森南朋、耕筰をEXILEAKIRAが演じることも発表された。

【写真】貫地谷しほり&松本若菜ら共演!会見の様子

 本作は、子供たちの歌が、伝承の「わらべうた」か和訳した「ドイツ童謡」しかなかった明治から大正時代初期に、日本人の手によって「童謡」を作ろうという熱い思いで創刊した雑誌「赤い鳥」をめぐる人々の情熱を描いたヒューマンストーリーだ。

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 2月26日に箱根・富士屋ホテルで行われたクランクアップ報告会見には、大森、AKIRAのほか、白秋の師匠・与謝野鉄幹・晶子夫妻役の松重豊羽田美智子、白秋の最初の妻役の松本若菜、3番目の妻役の貫地谷しほり、鈴木三重吉役の柳沢慎吾というメインキャストと、メガホンを取る佐々部清監督が出席。

この道
豪華な顔ぶれ!

 大森は「白秋という人はすごくまじめで難しい人なのかなと思っていたのですが、こんなに破天荒でわんぱくながらも、人を魅了する方だったことを初めて知りました」と目を輝かせると、AKIRAも「日本を代表する音楽家、作曲家である山田耕筰さんを演じさせていただき恐縮するばかりですが、この作品と出会ったことで、改めて日本の音楽のすばらしさに触れることができました」と感無量な表情を浮かべていた。

 日本の音楽界・文学界に多くの影響を与えた人たちを描く作品であるが、佐々部監督は「ある種の偉人伝なのですが、単純な偉人伝にしたくなかった」と述べると「僕が尊敬するミロス・フォアマン監督のモーツァルトを描いた『アマデウス』のような人間臭く、滑稽であり悲しくもある物語ならやれると思ったんです」と作品に込めた思いを語った。

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 また佐々部監督は、本読みの際に大森とAKIRAに対して『大人子供』というキーワードを提示したと言うと、「大森くんは、きちんとしてない色っぽさ、AKIRAくんは物事に実直に向き合う姿」がそれぞれの役を立体化していくうえでのエッセンスになったと明かした。

 こうしたテーマのもと大森が演じた白秋。1番目の妻・俊子を演じた松本は「昨年末のドラマ(『コウノドリ』)では上司と部下の関係でしたが、今回は二人のシーンが多く、気持ち的にスムーズにいけました」と感想を述べると、3番目の妻となる菊子役の貫地谷は「ちゃんとお芝居をするのは初めてだったのですが、すごく可愛らしくて母性本能をくすぐりにきているなと思いました」と、まさに「大人子供」ぶりを見せた大森の役づくりに脱帽していた。

 劇中での白秋と耕筰は、ある種夫婦のような関係で、佐々部監督は「二人は非常に良いコンビネーションだった」と絶賛していたが、大森は「テレビなどで拝見していて、怖い人かと思っていたら、とてもいい人でした」とAKIRAへの感想を述べると、AKIRAも「この作品にクランクインする前に観た映画で(大森が)怖い役ばかり演じていたので緊張していたのですが、現場ではすごく良い空気を作っていただきました。一緒にご飯に行かせていただき、カラオケで『この道』を熱唱したんです」と二人のエピソードを披露していた。

 撮影を終えた大森は「現場は最強でした。きっとすばらしい作品になると思いますので、みなさんも楽しみにしてください」と自信に満ち溢れた表情で語った。『この道』は2018年秋以降に公開予定。(磯部正和)

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