大杉漣さん、現場者であり続けた 妻・弘美さん葬儀終え報告
21日に急性心不全のため66歳で亡くなった俳優・大杉漣さんの葬儀が、家族近親者のみで執り行われたことを27日、所属事務所代表で妻の大杉弘美さんが公式サイトを通じて発表した。
事務所スタッフと連名の書面で弘美さんは、「先般 大杉漣の葬儀を故人の生前の意思により、家族親近者のみにて執り行いましたことをご報告させていただきます」と報告。名バイプレイヤーとして、ファンからも現場からも愛された大杉さんの急逝に「弊社としましては出来うる限りのことをさせていただく所存です。迅速な対応をしていただきました皆さまには深く御礼申し上げます」とつづった。
さらに「大杉は志半ばでありながら、駆け抜けるように逝ってしまいました。【現場者】であり続けたいと故人が願っていた通りの最後となりました」と続けた弘美さん。「多くの方々の支えを力に、一役者として生きてこられたことは幸せなことと想っております。ここにあらためて皆さまには心より感謝申し上げます」と締めくくっている。
大杉さんは、2月21日の午前3時53分に急性心不全のため亡くなった。前日にはテレビ東京系ドラマ「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(毎週水曜21:54~全5話)の撮影に参加しており、事務所の発表によれば、大杉さんと共演した遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研も病院に付き添った。ドラマは残り2話の放送を残しており、現場では脚本を一部修正して大杉さんの不在に対応。第4話は2月28日、第5話は3月7日に予定通り放送される。(西村重人)