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蒼井優、最優秀主演女優賞!初受賞に涙のスピーチ

第41回日本アカデミー賞

最優秀主演女優賞受賞に感涙の蒼井優
最優秀主演女優賞受賞に感涙の蒼井優

 第41回日本アカデミー賞授賞式が2日、港区にあるグランドプリンスホテル新高輪で行われ、『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優が最優秀主演女優賞に輝いた。第30回に『フラガール』(2006)で最優秀助演女優賞と新人俳優賞を手にしている蒼井だが、同賞を獲得するのは初めて。蒼井は涙を流しながら、感無量の様子で受賞のスピーチを行った。

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 同作は、作家・沼田まほかるの “イヤミス”(読むとイヤな気持ちになるミステリー)を蒼井と阿部サダヲのダブル主演で実写映画化した作品。『凶悪』などの白石和彌監督がメガホンを取り、蒼井は恋愛に依存しなくては生きられない狂気のヒロインを熱演。今回の日本アカデミー賞以外にも、第42回報知映画賞、第30回日刊スポーツ映画大賞、第39回ヨコハマ映画祭、第91回キネマ旬報ベスト・テンなど主演女優賞を総なめにしている。

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 新垣結衣(『ミックス。』)、土屋太鳳(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)、長澤まさみ(『散歩する侵略者』)、吉高由里子(『ユリゴコロ』)とともに優秀主演女優賞を受賞した蒼井。プレゼンターを務めた佐藤浩市に最優秀主演女優賞の受賞者として名前を呼ばれると、席に座ったまましばらく呆然。隣に座っていた白石監督と握手をして抱き合ってから、ステージに上がった。

 マイクの前に立ってスピーチを求められた蒼井は数秒間なにも言えず、目には涙を浮かべながら「ありがとうございます」と震える声で感謝を述べ、「何でしょう、びっくりしています」と心境を吐露。「この映画を撮っている時に、わたし、映画の世界に入れて本当によかったなって思ったんです」と振り返った蒼井は、「なのに、こんな大きな賞をもらって恐縮しています」と大切そうにブロンズを握っていた。

 そして、大きく息を吸い込んだあと「これから新学期が始まりますけど……」と切り出した蒼井は「学校がつらい方とか新しい生活どうしようと思っている方がいたら、ぜひ映画界にきていただきたいなと思います」とまさかの勧誘。続いて「映画界ってよくないですか!? わたし本当に好きなんです」と笑顔で会場に集まった多くの映画人たちに語りかけ、「これからもみなさんと一緒に、映画を盛り上げていけたらなと思います」と決意を新たにしていた。(編集部・海江田宗)

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