性描写に妥協ナシ!松坂桃李『娼年』女性たちの欲望渦巻く予告編
松坂桃李が主演を務めた映画『娼年』から、女性たちの渦巻く欲望を映し出した予告編が公開された。「“性描写”に関しては一切妥協しない」と言う三浦大輔監督と共に作品を作り上げた松坂が、「ここまで精神的に追い込まれた現場は初めてかもしれません」と語る全身全霊を込めた演技の一端が確認できる。
「娼年」は、直木賞候補にもなった石田衣良の恋愛小説。大学生活に退屈してバーでのバイトに明け暮れる無気力なリョウが、会員制ボーイズクラブのオーナーと出会って娼夫となり、女性の中に隠されている欲望の奥深さに触れるさまを鮮烈に描いた。リョウ役の松坂と三浦監督は2016年8月の舞台版でもタッグを組んでおり、原作に忠実な内容と松坂の体当たりの演技が評判となった。
満を持しての映画化となった本作の予告編では、さまざまな女性たちの欲望が明らかに。友人に娼夫として働いていることがバレ、非難されるも、「欲望の秘密は、その人の傷ついているところや弱いところにひっそりと息づいている」と語るなど、無気力だったリョウがこの仕事にやりがいを感じるようになり、変わっていくさまも描かれている。(編集部・市川遥)
映画『娼年』は4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開