知念侑李、アポロンロス告白!「一生もの」映画初日に感無量
Hey! Say! JUMPの知念侑李が10日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『坂道のアポロン』初日舞台あいさつに出席し、全力で取り組んだ単独初主演となる本作への愛をせつせつと語った。この日はそのほか、中川大志、小松菜奈、ディーン・フジオカ、中村梅雀、真野恵里菜、松村北斗、三木孝浩監督も登壇した。
1960年代後半の長崎・佐世保を舞台に、ジャズに魅せられた高校生たちの青春模様を描き出した本作。初の単独主演映画となった知念は、満席の会場を見渡し「とんでもなく緊張しております」と切り出すと、「1週間くらい前からソワソワして。寝る時間も減っていて。今日の事を考えたら、1回しかない機会なので、この空気を楽しみながら頑張りたいと思います」とあいさつ。さらに中川が「この作品とともに過ごした時間が長かったので、この映画が旅立っていくと思うとすごく感無量という感じです」と続き、小松も「わたしたちにとっても青春の、かけがえのない時間になりました」と付け加えた。
壇上では、本作のテーマにちなみ、登壇者たちが「一生もの」について語るひと幕も。そのなかで、まさに本作『坂道のアポロン』と答えたのは知念。「個人的に初単独ということもありますし、すごい不安、プレッシャーの中で、この作品に挑みました」と切り出した知念は、「でも本当に皆さんがあったかく。監督も本当に作品に対する愛が強くて。僕たちに対する愛も強くて。すごく愛にあふれていて。ほかでは経験できないような映画でした。ピアノ練習も入れると1年半くらい前でしょうか、ここまで長い時間をかけた仕事も初めてだった。これは僕の中で一生忘れることのできない、一生ものの映画になりました」と誇らしげな顔を見せた。
また知念は、自分が演じた主人公・薫の親友・千太郎役の中川と一緒に、クランクアップ後に焼き肉を食べに行ったこともあったといい、それにはディーンも「青春しているね」と笑顔。知念も「撮影が終わってからはロスになってしまって。2人で(撮影を)思い出しながら、焼き肉を食べに行きました」と述懐。劇中でドラムを担当する中川が「僕はドラムスティックを持って、(焼き肉に)行って。その後にスタジオに入った」と付け加えると、知念が「撮影が終わってからも毎晩、その時の思い出の写真を毎日、観ながら寝る、みたいな。それくらい終わった時は寂しかったですね」と語るなど、それぞれにとって、かけがえのない作品となったようだ。(取材・文:壬生智裕)
映画『坂道のアポロン』は全国公開中