又吉直樹原作「凜」が映画化!佐野勇斗×本郷奏多W主演
芥川賞作家・又吉直樹が初の長編として書き下ろした舞台作品「凜」が映画化されることが明らかになった。又吉にとって、芥川賞を受賞した「火花」に続き2作目の映画化であり、又吉は原作のほか脚本監修も担当。若手俳優の佐野勇斗と本郷奏多がW主演を務め、2018年に公開される予定。
舞台は2007年12月に神保町花月で上演された。それから10年の時を経て映画化される本作は、「100年に1度、村から子供が消える」という伝説がある村で、仲間が消えるという不思議な現象に脅かされる高校生たちを描く青春群像サスペンス。
5人組ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーであり、『ちはやふる -結び-』など出演作が相次ぐ佐野が演じるのは、真面目でどこか達観している現代っ子の高校生・野田耕太。俳優業はもちろん、個性的なキャラクターも人気の本郷は、不思議な転校生・天童を演じる。
佐野は「まだまだ未熟な僕ですが、事務所の先輩である本郷奏多さんをはじめとするすばらしいキャストの皆様からたくさんのことを学ばせていただきながら、作品にいい味付けができるよう精一杯演じたいと思います」とコメント。本郷は「又吉さんの原作で読んでみたらすごくひき込まれる内容で面白い作品でした。作品に出演することができて非常に嬉しいです」と喜んでいる。
監督は、ドラマ「小さな巨人」などの演出を手がけた池田克彦。脚本は、ドラマ「表参道高校合唱部!」などで知られる渡邉真子。全国公開に先立ち、4月19日~22日に開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で上映される予定だ。(編集部・小山美咲)