『ロード・オブ・ザ・リング』ドラマ化、製作費は1,000億円以上に
現在、米Amazonがドラマ化を進めている『ロード・オブ・ザ・リング』の製作費が総額10億ドル以上になると Hollywood Reporter が報じている。
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『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマ化をめぐっては、AmazonとNetflixが争奪戦を繰り広げていたが、昨年の11月にAmazonが2憶5,000万ドル(約275憶円)で権利を獲得した。ドラマ版はAmazon、トールキン財団、出版社のハーパーコリンズ、ニュー・ライン・シネマによる共同製作となり、10億ドル(約1,100億円)以上にも及ぶ製作費を費やして全5シーズンを完成させるという。(1ドル110円計算)
2001年に『ロード・オブ・ザ・リング』を映画化し、その後スピンオフを含め6作を製作した米ワーナー・ブラザースとニュー・ライン・シネマはテレビ版の権利を持っていない。しかし、Amazon側が映画版からの引用も検討しているとのことから、両社の代表が話し合いに持ち込んだとも報じている。
現時点で映画版の監督を務めたピーター・ジャクソンが製作総指揮として参加するかは不明だという。しかし、最近になってピーターの代理人であるピーター・ネルソンがAmazonとの交渉を受け持っていることも Hollywood Reporter によって明らかになった。
10億ドル以上の製作費をつぎ込む場合、テレビドラマ史上最も高額な作品となるという『ロード・オブ・ザ・リング』は、2年以内に製作開始を目指しているという。作品の概要はまだ明かされてはいないが、映画第1作の前日譚(たん)とさらなるスピンオフ作品の製作を予定している。(編集部:倉本拓弥)