『コナン』V4!GW制し62億円超え!『アベンジャーズ』2週連続2位
映画週末興行成績
ゴールデンウィーク後半の4連休と重なった土日2日間(5月5~6日)の全国映画動員ランキングが興行通信社から発表され、『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』が4週連続で1位を獲得、ゴールデンウィーク興行を制した。
【写真】大ヒット中!『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』より
同作は土日2日間で動員41万8,000人、興行収入5億5,200万円という驚異的な数値をマークし、4週連続でナンバーワンを記録した。前週は、初登場の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に興収ランキングでは及ばず2位となっていたが、今週は動員ランキング、興収ランキングともに文句なしのナンバーワンに輝いた。
4月13日に公開された『ゼロの執行人』の6日までの累計動員は479万6,522人、累計興収は62億2,251万5,600円。シリーズ最高興収となった前作『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の最終興収68億9,000万円がいよいよ射程圏内に入ってきた。
公開初週に2位スタートを切った『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の先週末の成績は、動員26万6,000人、興収4億800万円となり、2位をキープ。6日までの累計では動員171万8,379人、興収25億5,440万900円に達した。これは“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”史上最速の記録となる。メインの客層は20代から40代で幅広い層が来場。公開から10日にもかかわらず、早くも2回、3回と鑑賞するリピーターが続出しており、今後の展開にも期待が寄せられる。
ベストセラー作家・東野圭吾によるミステリー小説を嵐の櫻井翔主演で映画化した『ラプラスの魔女』は、土日2日間で動員20万8,000人、興収2億7,800万円をあげ、3位に初登場。初日アンケートによると、客層の男女比は2対8で女性が圧倒的。年代別ではハイティーンと50代が同率の21.7%、40代18.7%、20代16.1%と続いた。複数回答可の鑑賞動機としては、「キャストが好き」81.9%、「原作小説が好き」28.6%、「サイエンスミステリーに興味がある」14.4%、「サスペンス映画が好き」12.2%という結果に。5月4日の公開初日から3日間の累計では動員37万2,759人、興収4億9,525万1,800円となっている。
安彦良和による同名コミックを、自身が総監督としてアニメ化したプロジェクトの完結編となる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』は全国35館という小規模公開ながら、動員5万2,483人、興収9,476万4,100円という好成績をおさめている。
既公開作品としては、公開4週目となる『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』が累計動員124万9,576人、累計興収14億6,890万4,700円。公開3週目の『レディ・プレイヤー1』が動員115万7,329人、興収18億7,914万4,500円。公開8週目の『リメンバー・ミー』が動員380万人、興収47億円。公開7週目の『ボス・ベイビー』が動員287万人、興収33億円を突破している。
今週末は『孤狼の血』『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』『ラブ×ドック』『モリーズ・ゲーム』『ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』『レザーフェイス?悪魔のいけにえ』『動いている庭』『四月の永い夢』『劇場版 仮面ライダーアマゾンズSeason2 輪廻』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』『枝葉のこと』『ラスト・ホールド!』『私はあなたのニグロではない』『蝶の眠り』『さらば青春、されど青春。』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2018年5月5~6日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週、先々週の順位
1(1)(1)『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』:4週目
2(2)(-)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』:2週目
3(初)(-)『ラプラスの魔女』:1週目
4(4)(3)『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』:4週目
5(3)(2)『レディ・プレイヤー1』:3週目
6(5)(4)『リメンバー・ミー』:8週目
7(6)(-)『となりの怪物くん』:2週目
8(9)(6)『ボス・ベイビー』:7週目
9(初)(-)『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』:1週目
10(7)(5)『いぬやしき』:3週目