櫻井翔を見習う!塚田僚一、主演作の前売り券148枚購入
ジャニーズの5人組アイドルグループ・A.B.C-Zの塚田僚一が12日、映画『ラスト・ホールド!』(公開中)の初日舞台あいさつを都内で行い、事務所の先輩である嵐の櫻井翔を見習って、映画初主演作となる本作の前売り券を148枚を買って配ったことを明かした。イベントには共演のジャニーズJr.、Snow Man の岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平と真壁幸紀監督も出席した。
大学卒業を控えた主人公が、廃部寸前となっていたボルダリング部を存続させるために奮闘するさまを描いた本作。映画初主演作が初日を迎え、満面の笑みを見せた塚田は「ファンの皆さん、そして関係者の皆さん。本当にありがたいです。本当にうれしいです。普段あんまり言葉にしないんですけど、本当に幸せです! こうやって主演できて、いろいろな方に来ていただけて、本当にうれしく思っています。今日は観てくれてありがとう!」と元気いっぱいにあいさつ。
初主演を「シャツ主演」と言い間違え、照れくさそうにする塚田だったが、「初主演というのも言い慣れていない部分があるんですよね、まだ。でも本当に経験させてもらうことが全部新鮮で。今でも本当に勉強になるくらいで」としみじみ。「先週、櫻井翔くんが『ラプラスの魔女』でチケットを150枚買った、お世話になっている方にチケットを買って観てもらうのが恩返しだと言っていて(初日舞台あいさつイベント時)。すごいいい話だなと思って」と話すと、「自分も初主演ということで、やっぱりこれはお世話になった方々に『映画が決まりました。そして観てください、皆さんのおかげです』という気持ちを込めて、前売り券を買って」と明かした塚田。
「ただ櫻井くんの枚数を超えるわけにはいかない。やっぱり先輩の顔に泥を塗るわけにはいかない。ということで、櫻井くんよりもちょっと少ない148枚買いました」と語ると場内は大爆笑だったが、Snow Man のメンバーは「それでもすごいですよ」と感心した様子だった。
148枚には意味があったようで「再来週に生田斗真くんの映画(『友罪』)が公開されるので。やっぱり斗真くんよりも僕は後輩なんで。斗真くんは翔くんよりも後輩。やはり斗真くんの顔に泥を塗らすわけにはいかない。斗真くんはきっと149枚買います!」と塚田なりの気遣いでさらに場内に笑い声を響かせた。一方で、映画初主演ということに思うことも多かったようで「新鮮です。こういうことで恩返しできたらという気持ちです。本当にありがたいです」と晴れやかな顔を見せた。
そんな塚田との撮影を振り返った阿部は「楽しかったです、撮影は全部。楽しかったことを思い出すと、どのシーンにも塚田くんがいたなと思います。裏でもずっと塚ちゃんは塚ちゃんじゃないですか。常に元気づけてくれる。撮影の時も塚ちゃんでいてくれるから僕らも頑張ろうと思えるのが撮影が楽しかった理由ですね」と述懐。
それを聞いた塚田が「怒ったことも何回かあったんですよ。今だから言えるけど、実は佐久間が一回遅刻したんですよ。その時は怒りました」と明かすも、渡辺から「佐久間が遅刻して塚ちゃんが怒っているのを見たときに笑いをこらえるのを頑張りました。俯瞰で見ると、同じ金髪だし。なんだと思ったら、笑いがこみ上げてきて」と報告。それに対して塚田が「ムードメーカーということで受け止めておきます」と返答するなど、彼らの仲の良さがうかがい知れた。(取材・文:壬生智裕)