井浦新が恩師・若松孝二さん熱演!白石和彌監督×門脇麦主演『止められるか、俺たちを』特報
『凶悪』や現在上映中の『孤狼の血』など飛ぶ鳥落とす勢いの白石和彌監督が、2012年10月に亡くなった映画監督・若松孝二さんの若かりし日を描く映画『止められるか、俺たちを』(今秋公開)の特報が公開。『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』など、若松作品に度々出演してきた井浦新が、恩師である若松さんを熱演する様子が収められている。
若松プロダクションの映画製作再始動の第一弾として製作された本作は、同プロダクション出身の白石監督が、若き女性助監督の目を通し、若松さんの青春時代を描くもの。『サニー/32』(2017)に続いて白石監督とタッグを組む門脇麦が、主人公の助監督・吉積めぐみにふんする。
特報は、海辺でスタートの掛け声をかける若松監督(井浦)の横で、カメラの先を見つめる助監督めぐみ(門脇)を捉えるシーンからスタート。「俺はぶち壊したい。くそみたいな映画界も全部」と熱弁をふるい、撮影チームを率いて「死ぬ気で走れ!」と女性を追いかける。映画制作に対する若松監督の真摯さ、情熱が垣間見える映像となっており、恩師になり切る井浦の熱演が目を引く。
脚本家・監督の足立正生にふんするのは、足立の監督作『断食芸人』で主演を務めた山本浩司。そのほか若松プロのメンバーに岡部尚(沖島勲役)、大西信満(大和屋竺役)、タモト清嵐(秋山道男役)ら若松作品に名を連ねてきた面々、『ケンとカズ』『全員死刑』で共演している毎熊克哉(小水一男役)、藤原季節(荒井晴彦役)らが決定している。(編集部・石井百合子)
映画『止められるか、俺たちを』は今秋テアトル新宿ほか全国順次公開