草なぎ剛、新作映画で父親に!主演は14歳の山崎光『まく子』
直木賞作家・西加奈子の著書「まく子」が映画化され、草なぎ剛が小学5年生の息子を持つ父親にふんすることが明らかになった。息子役の山崎光が、14歳にして映画初主演を務め、2019年に公開される。
同作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(山崎)が、不思議な魅力を持つ転入生のコズエ(新音)と出会い、彼女の秘密を知ることで、ほんの少し大人へと近づいていくさまを描く物語。成長の過程でぶつかる思春期ならではの葛藤や、親と子の確執と再生が表現される。
草なぎは、昨年9月に「新しい地図」を立ち上げて以降、俳優としては稲垣吾郎、香取慎吾と共に出演したオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』や、舞台「バリーターク」などで活躍している。本作で、山崎ふんする慧の父・光一を演じる草なぎは、「子供から『お父さんしっかりしろよ』と言われてしまう、そんな父親です」と役どころを紹介。また、慧の母・明美役は須藤理彩が務める。
主演の山崎は2010年に『ちょんまげぷりん』で映画デビューし、その後『ツナグ』『真夏の方程式』など数々の作品で経験を積んできた14歳。草なぎは、14歳の座長に触れ、「僕もちょうど山崎君と同じくらいの時に仕事を始めているので、当時の事を思い出し、その時感じていた事は今も感じているのかなと考えたりしました」と切り出すと、「ただこの年になっても、緊張したりもするし、人と比べてしまったりもするし、年をとってもそういう気持ちはなくならないなぁと思い、でも今回『まく子』に出演させていただき、それはむしろ素敵なことなんだなぁと感じました」と語った。
『くじらのまち』で脚光を浴びた若手監督・鶴岡慧子がメガホンを取り、撮影は3月末~4月上旬にかけて群馬県四万温泉付近で行われた。すでにクランクアップしており、完成は8月を予定している。(編集部・小山美咲)