TAKAHIRO&夏帆、哀しくも美しく…『ウタモノガタリ』新場面写真
岩田剛典、白濱亜嵐、青柳翔、山下健二郎らが出演するオムニバス映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』(6月22日公開)から、TAKAHIROと夏帆が共演する1編「カナリア」の新場面写真が公開された。表情に悲哀をにじませながらも美しさを感じさせる2人の姿を見ることができる。
本作は、HIRO(EXILE)、俳優の別所哲也、作詞家の小竹正人の3人が打ち出した詩と音楽、映像を融合したプロジェクト「-CINEMA FIGHTERS project-」の最新作。6つの詩から生まれた6つの新しい楽曲をアーティストたちが歌いあげ、それぞれの世界観を映像化した全6編の短編作品で構成される。監督には『トイレのピエタ』の松永大司、『舟を編む』の石井裕也、『0.5ミリ』の安藤桃子らが名を連ね、主題歌をTAKAHIRO、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、JAY'ED & 鷲尾伶菜、DANCE EARTH PARTY、DEEPが担当する。
今回、オムニバスの1編「カナリア」の場面写真が公開された。松永監督がメガホンを取る同作は、牧場で牛の世話を手伝う青年の亮(TAKAHIRO)が、どこへも吐き出すことのできない哀しみや切なさを抱えながら、自らの感情や環境と向き合っていく物語。髪を明るく染めたTAKAHIROが感情を押さえたような表情を浮かべ、雑然とした牛舎のなかで作業する姿を見ることができる。憂いを含みながらも人間の感情がリアルに描かれた同作の世界観が伝わってくる。
また、亮の恋人の楓役を務める夏帆が登場する場面写真もお披露目。彼女も同じく悲しげにうつむき、一点を見つめている姿が印象に残る。2人が何を見つめているのか、そしてどのような展開が待ち受けるのか、気になるところだ。「カナリア」には他にも、『ケンとカズ』の高野春樹、『沈黙 -サイレンス-』にも出演した映画監督の塚本晋也が出演している。
同作では、TAKAHIROが主題歌「Canaria」を担当。「笑顔でいると必ずしも楽しいわけではないように、表面的な部分に隠された“物語の核心”をいかに表現するのかが、役者とアーティストの共通点だと思います」というコメントには、歌と演技の両方をこなす彼ならではの意気込みが伝わってくる。(編集部・大内啓輔)
オムニバス映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』は6月22日公開
国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2018」(6月4日~)にてプレミア上映