『クロウ/飛翔伝説』リメイク版、主演&監督がそろって降板!
後のダークヒーローものに影響を与えたとされる映画『クロウ/飛翔伝説』(1994)をリメイクする新作企画から、主演のジェイソン・モモアとコリン・ハーディ監督がそろって降板したとDeadlineが報じている。
コミック「ザ・クロウ」を実写映画化した『クロウ/飛翔伝説』は、ブルース・リーさんの息子である俳優ブランドン・リーさんが主演を務めたものの、撮影中に発砲事故で命を落とした作品としても知られている。退廃した近未来都市デトロイトを舞台に、悪の帝王たちによって恋人ともども惨殺されたロックミュージシャンが、冥界と現世を結ぶカラスの力でよみがえり、復讐劇に乗り出すというストーリー。
今回、主演のモモアとハーディ監督が降板した理由について、本作のプロデューサー、サミュエル・ハディダの製作会社 Davis Films と世界配給を担当する米ソニー・ピクチャーズの間に、資金面とクリエイティブ面での相違があり、ソニーが世界配給から降りようとしたことが関係しているようだと同サイトは伝えている。本作はハンガリーのブダペストで5週間以内に撮影が開始される予定だった。
このリメイク企画はかなり前から進められていたが、主演に『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパー、『美女と野獣』のルーク・エヴァンスらが一度はキャスティングされたものの降板するなど、紆余曲折を経ていた。モモアでいよいよ本格始動とされていただけに、またしても白紙に戻ってしまったと言えそうだ。(編集部・石神恵美子)