あきら世代も店長世代も支持『恋は雨上がりのように』
小松菜奈と大泉洋が共演した新作映画『恋は雨上がりのように』が5月25日から公開され、幅広い年齢層から高評価を得ている。『君の名は。』の新海誠監督も同作を鑑賞し、絶賛コメントを寄せている。
マンガ家・眉月じゅんの人気コミックを原作にした本作は、けがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら(小松)と、彼女がアルバイトをするファミレスの店長・近藤正己(大泉)の2人の恋模様をつづった作品。メガホンを取ったのは『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』などの永井聡。
バツイチ子持ちである上に28歳も年齢が離れている近藤に17歳のあきらが心を奪われていくストーリー展開の今作は、公開初週(5月26日~27日)の土日2日間で動員8万6,000人、興行収入1億2,000万円を記録。興行通信社から発表された全国映画動員ランキングで4位にランクインした。
配給元の東宝がおこなったWEBアンケートによると作品の満足度は94.2%と非常に高く、91.8%が本作品を「人にすすめる」と回答。また、あきら世代のハイティーンから近藤世代の40代まで幅広い世代から支持されているという。
新海監督は今作についてTwitterで「年齢と立場の違う男女の雨宿りというモチーフは僕の中編アニメ『言の葉の庭』とも共通ですが」としつつ「もっとずっと活き活きと展開される物語はじつに清々しくて、とても気持ちの良い映画でした。そういえば僕は店長と同じ歳だ……」とコメント。
モデルでタレントの佐藤栞里は「目の前いっぱいに、淡く儚く切なくも美しい」と語り、「まわりが見えなくなるくらい大好きな人がいて、追いかけたい夢があって、共に戦ってくれる友人もいて。様々な世代の青春が、想いが、描かれています」と感想を述べている。(編集部・海江田宗)