A.B.C-Z塚田僚一&Snow Man『ラスト・ホールド!』上海国際映画祭に正式出品
ジャニーズのアイドルグループA.B.C-Zの塚田僚一が映画初主演を務め、ジャニーズJr.の人気グループ Snow Man のメンバーと共演した映画『ラスト・ホールド!』(公開中)が、第21回上海国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが明らかになった。
塚田僚一&Snow Man勢ぞろい!映画『ラスト・ホールド!』完成披露【写真】
上海国際映画祭は、中国の上海市にて1993年より開催されている、国際映画製作者連盟(FIAPF)認定の長編映画祭。21回目を迎える今年(6月16日~25日まで開催)は、世界108か国から3,400作品以上のエントリー(うち日本映画はおよそ200作品)があった。世界の映画の“今”を観客とメディアに伝えるという趣旨のパノラマ部門は、30万人以上の観客を集めるという映画祭の中心となる部門で、受賞対象外の話題作品が上映される。
今回、正式出品が決まった『ラスト・ホールド!』は、スポーツクライミングのボルダリングを題材にした青春ドラマ。廃部寸前のボルダリング部に入部した新入生たちが、だんだんとその魅力に目覚めていく姿が描かれる。5人組アイドルグループA.B.C-Zのメンバーで、「仮面ティーチャー」シリーズなどに出演した塚田が映画初主演を務め、阿部亮平、岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太、渡辺翔太、佐久間大介らジャニーズJr.の Snow Man の面々が共演する。出演者たちが吹替えなしでボルダリングシーンに挑んだことでも話題となり、ぴあ映画初日満足度ランキングでトップに輝き、応援上映も度々行われている。
主演の塚田は「東京オリンピックに向けてこれから盛り上がるボルダリング、まだ馴染みのない方もいる中で『わかりやすい』とか『面白い』という感想をいただき、この作品が届いたことを実感しました」と手ごたえを感じている様子で、「日本での壁を登りきり、次は上海国際映画祭の壁! 海外の人たちの壁も登りきれることを信じています」とさらなる期待を込めた。
正式出品に際して、監督を務めた真壁幸紀は「とても光栄です。上海国際映画祭での上映は、これから国内外で、より多くの人に観てもらえるキッカケになると思います。以前、中国の映画祭に参加した時は、観客の皆さんが自由に喜怒哀楽を声に出しながら鑑賞されていたので、自然と“応援上映”のようになるかもしれません」と喜びのコメントを寄せた。
また、同映画祭では、金井浩人と池脇千鶴がW主演を務める『きらきら眼鏡』や、池田エライザ主演の『ルームロンダリング』がパノラマ部門に正式出品されるほか、コンペティション部門に、沢尻エリカが6年ぶりに主演を務めた『猫は抱くもの』(6月23日公開)が入選したことも発表されている。(編集部・大内啓輔)