J・J・エイブラムス、同性愛を描くロマンス映画製作へ
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『スター・トレック』シリーズなどを手掛けるJ・J・エイブラムスが、同性愛をテーマにしたロマンス映画の製作を進めていると、Hollywood Reporter ほか各メディアが報じている。
【画像】『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』では黒人女性監督とタッグ!
『タブ&トニー(原題)/ Tab & Tony』と名付けられた本作は、ゲイであることが公ではタブーとなっていた1950年代のハリウッドが舞台。ハリウッドの黄金時代を牽引(けんいん)した二大スター、タブ・ハンターとアンソニー・パーキンスの禁断の恋を描く。
エイブラムスの製作会社バッド・ロボットが製作を進めている。エイブラムス自身もプロデューサーとして携わっており、その他、『スター・トレック』シリーズでスポックを演じているザカリー・クイント、『アメリカン・ハート』の製作を担当したニール・コーニグスバーグ、ハンターの長年のパートナーであるアラン・グレイザーが製作として参加する。
本作は、2005年にハンター自身が執筆した自伝「Tab Hunter Confidential: The Making of a Movie Star」に基づいたストーリーになるという。2015年には、同書籍をもとにしたドキュメンタリー映画『タブ・ハンター・コンフィデンシャル(原題)/ Tab Hunter Confidential』も製作されており、グレイザーが手掛けている。
『ムーンライト』『君の名前で僕を呼んで』など近年LGBTQを取り上げた作品が製作され、主要な映画賞にノミネートされるなど映画のカテゴリーとして高い評価を得ている。今年に入っても、ゲイの高校生男子の姿を描いた『ラブ、サイモン(原題) / Love, Simon』が公開されている。『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』の監督や、ハリウッド実写版『君の名は。』のプロデューサーも務めるエイブラムスが、同性愛をテーマにどんな作品を作り上げるのか注目だ。(編集部:倉本拓弥)