ボブ・マーリーの伝記映画、息子が企画
伝説のレゲエミュージシャンであるボブ・マーリーさんを題材にした伝記映画を、息子で歌手のジギー・マーリーが企画しているとDeadlineなどが報じた。
【写真】ボブ・マーリーのオフィシャル・ドキュメンタリー『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』
本作は、昨年グラミー賞のベスト・レゲエ・アルバム賞を受賞したジギー・マーリーが、パラマウント・ピクチャーズのもと企画している作品だが、今のところ監督や脚本家、製作者は決まっていない。
ボブ・マーリーさんは、1945年にジャマイカ最大の建設会社「マーリー・アンド・カンパニー」の経営者ノーヴァル・マーリーと母親セデラ・ブッカーの間に生まれた。両親はボブさんの誕生後すぐに離婚し、彼が10歳の時に父親が他界したことで、母親と共にキングストン郊外のスラム地区、トレンチタウンに移り住んだ。
そこで音楽と出会い、音楽のために学校を中退し、ジョー・ヒッグスに音楽やラスタファリ思想(ジャマイカの労働者階級と農民を中心に発生した宗教的思想)の教えを受ける。その後デビューし、1970年には自身のレコードレーベル、タフ・コングを設立する。その後、「バッファロー・ソルジャー」「ワン・ラブ」「ノー・ウーマン、ノー・クライ」など数々の名曲を世に送り出したが、1981年に脳腫瘍とがんの肺への転移によって36歳の若さで亡くなった。
ジギーは、リタ・マーリーとボブさんの間に生まれた長男で、ボブさんを題材にしたいくつかのドキュメンタリーでも製作を務めてきた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)