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『Mr.インクレディブル』14年ぶり続編、アニメ史上No.1オープニング興収の快挙!

全米ボックスオフィス考

あの家族が帰ってきた! - 映画『インクレディブル・ファミリー』より
あの家族が帰ってきた! - 映画『インクレディブル・ファミリー』より - (c) 2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 先週末(6月15日~6月17日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『Mr.インクレディブル』の14年ぶりの続編となる『インクレディブル・ファミリー』が興行収入1億8,268万7,905ドル(約201億円)という特大ヒットを飛ばし、断トツで首位デビューを果たした。これはアニメーション映画史上、歴代ナンバーワンのオープニング興収だ。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

映画『インクレディブル・ファミリー』予告編

 これまでアニメ映画において最高のオープニング興収記録を保持してきたのは、同じくディズニー/ピクサーが手掛けた2016年の『ファインディング・ドリー』(興収1億3,506万273ドル・約149億円)。その記録を5,000万ドル(約55億円)近く上回っていることからも、本作のすごさがうかがえる。さらに実写を含めた歴代オープニング興収ランキングでも、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を抜いて8位にランクインする快挙を成し遂げた。

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 『インクレディブル・ファミリー』が描くのは、平穏な日々を送ろうとしていたMr.インクレディブルことボブと一家の日常が、妻のヒーロー活動復帰を機に変化するさまだ。ブラッド・バード監督が14年ぶりに手掛けたこの続編は批評家及び観客から絶賛されており、オープニング興収だけでなく、累計興収でも『ファインディング・ドリー』(4億8,629万5,561ドル・約535億円)を抜いて、アニメ映画史上最大のヒット作になるのではないかと期待されている。

 このほかの初登場組では、30年にわたって鬼ごっこをやり続けた男たちを描いたコメディー『タグ(原題) / Tag』が興収1,494万7,396ドル(約16億円)で手堅く3位にランクイン。若き麻薬ディーラーの最後の取引を描いたクライムアクション『スーパーフライ(原題) / Superfly』は興収687万740ドル(約8億円)で6位だった。

 今週末は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などが公開される。(編集部・市川遥)

6月15日~6月17日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『インクレディブル・ファミリー』
2(1)『オーシャンズ8
3(初)『タグ(原題) / Tag』
4(2)『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
5(3)『デッドプール2
6(初)『スーパーフライ(原題) / Superfly』
7(4)『ヘレディタリー(原題) / Hereditary』
8(5)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
9(6)『アドリフト(原題)/ Adrift』
10(7)『ブック・クラブ(原題) / Book Club』

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