広瀬すず、朝ドラ「なつぞら」ヒロイン姿で登場
広瀬すずが主演を務めるNHKの連続テレビ小説「なつぞら」(2019年前期に放送)のロケ取材会が19日に北海道上川郡新得町で行われ、広瀬、松嶋菜々子、藤木直人、音尾琢真、吉沢亮、山田裕貴、草刈正雄が劇中の衣装に身をつつんで参加した。
19日に20歳の誕生日を迎えた広瀬は本ドラマで、東京に生まれて「戦災孤児」となり北海道の十勝へと渡る主人公の奥原なつを演じている。なつが通う高校の制服姿で登場したこの日の取材会で、自然の中で行われている撮影でのびのびとヒロインを演じたいと意気込んでいた広瀬。8日にクランクインを迎え、共演者と良好な関係を築いているそうだ。
「共演者のみなさんとも、なつとして言葉を交わすことができて、台本だけではなかなか想像がつかなかった距離感や温度などをちゃんと感じられたので、甘えさせていただこうと思っています」。
そんな広瀬について、なつの養母・柴田富士子役の松嶋は「(十勝の)大地のように広い心で、すずちゃん、そしてすずちゃん演じるなっちゃんを大きく受け止めていきたいと思います」、なつの養父・柴田剛男役の藤木は「広瀬さんとは、昨日はじめてご一緒したのですが『父さん』と呼ばれて、僕の父性が目覚めました(笑)」とコメントした。
制作統括の磯智明によると19日はロケ撮影の折り返し地点。十勝農業高校・演劇部員のなつが、演劇コンクールを十勝全体で盛りあげようと富士子に相談するシーンの撮影が行われた。
今作では十勝で酪農を手伝いながら育ったなつ(広瀬)が、やがて上京し、草創期のアニメ業界で生きていくさまが描かれる。音尾はなつの養父母が経営する柴田牧場の従業員・戸村菊介、吉沢はなつに絵心を教える青年画家・山田天陽、山田はなつの幼なじみ・小畑雪次郎、草刈は富士子の父・柴田泰樹として登場する。(編集部・海江田宗)