『トランスフォーマー』スピンオフ作品は今後も製作か プロデューサーが明かす
映画『トランスフォーマー』シリーズ初のスピンオフ『バンブルビー(原題)』(12月21日全米公開予定)が控える中、今後のスピンオフ製作の可能性について、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが Entertainment Weekly に明かした。
【動画】映画『バンブルビー(原題)』ティーザー予告編(英語)
もともとスピンオフの製作は、シリーズ第5弾『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)の公開前から決定していたと語るボナヴェンチュラ。『最後の騎士王』の段階で、シリーズを別の方法で展開していきたいと考えていたため、第6弾の前に『バンブルビー』の製作を進めたという。
スピンオフの主人公は、オートボットの司令官オプティマス・プライムも候補に入っていたが、強すぎるという理由から見送りに。ボナヴェンチュラはじめ製作陣は、ファンからのフィードバックのもと、オプティマスと同様に愛されているバンブルビーを選んだと明かしている。「オプティマスはストイックで、誰もが彼を信頼できてしまう。一方で、バンブルビーは気分屋で、感情の浮き沈みが激しい。そんな彼を、初のスピンオフ作品で描いてみようと思ったんだ」。
一方で、オプティマスに関してもスピンオフ化は前向きであるとボナヴェンチュラは語っている。『バンブルビー』は、ロボット同士のバトル以上に、少女とロボットの心の交流が描かれるが、オプティマスのスピンオフは異なる趣の作品になる可能性があるとのこと。ボナヴェンチュラは、タイムトラベルを題材にするなど、あらゆるジャンルに挑戦できると明かしている。「我々は過去にも戻れるし、未来にも行ける。豊富な選択肢を手に入れたんだ。次に語る物語として何が最有力か決めながら、その選択肢を絞っていくことができる」。
シリーズ第6弾は、当初の全米公開予定日だった2019年6月28日から、現在は無期限延期となっている。『バンブルビー』公開後、フランチャイズがどう変化していくか気になるところだ。(編集部:倉本拓弥)