吉岡里帆、同年代の川栄李奈に「こんな子いない」
女優の吉岡里帆(25)が9日、都内で行われたカンテレ・フジテレビ系の新ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(17日スタート・毎週火曜21時~)制作発表に出席し、同世代の川栄李奈(23)の女優としての姿勢に刺激を受けていた。会見には、井浦新、田中圭、山田裕貴、遠藤憲一、矢島弘一(脚本)、米田孝(カンテレプロデューサー)も来場した。
柏木ハルコの人気漫画が原作の本作で、新人ケースワーカーとして人生につまずいた人々に寄り添い、道しるべを作っていくヒロイン・義経えみるにふんする吉岡。「シビアな内容ではあるけど、人間の大事な部分を描き出そうとしていて、明るくて前向きで夏にピッタリ」と本作をアピール。また、撮影前には役作りとして、同い年の女性ケースワーカーに話を聞いたそうで、「漫画原作とはいえ、膨大な取材のもとリアリティーを持って作られている作品なので、自信を持って取り組めると思いました」と力を込めた。
一方、頭脳明晰なえみるの同期・栗橋千奈を演じる川栄は、「難しい言葉がずら~っと並んでいて、早口でしゃべることは難しいと思いました」と吐露。しかし、吉岡、山田らケースワーカーの同期役の面々に助けられて「絶対に自分がしっかりしなければいけない」というキャラを確立させているようで、吉岡も「川栄さんが栗橋を演じているからなのか、川栄さんが一番しっかり者なのかわからなくなるときがあります」と語っていた。
そんな吉岡に対して、川栄が「(座長で)絶対大変なのに、自分より頑張っていて、笑顔でそこにいるというのが原動力になる」と称えると、吉岡は「泣ける……。たまんない気持ちになる」と感激しながら「同じことを思っていた」と同調。吉岡は「同年代で同性」の川栄に親近感を持っていることものぞかせつつ、「くったくたになるくらい一生懸命に頑張っていて、こんな子いないぞ! というくらい、いつもよく笑って、本当に明るくて、わたしの方が元気をもらっているので、すごい人だと思っています」と川栄の女優としての姿勢に感心していた。
作品にちなんで人生のターニングポイントを尋ねられる場面もあり、吉岡は「18歳の時に地元で映画のエキストラに行った現場で、滝田洋二郎監督に『この業界を目指してみたら?』と声をかけていただいたことが人生の分岐点」と紹介。とはいえ、滝田監督からのオファーはいまだなく、「いつか一緒に頑張れたらいいな」と目を輝かせていた。(取材:錦怜那)
「健康で文化的な最低限度の生活」7月17日より毎週火曜21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送(初回のみ20分拡大)