未知のクリーチャーと人間の愛 仏ホラー公開決定
異形との愛を描いたフランス発ホラー『HOSTILEホスティル』(原題:Hostile)が、9月中旬よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開されることになった。
世界各国の映画祭で65部門にノミネートされ、17部門で受賞を果たした『HOSTILEホスティル』は、 クエンティン・タランティーノやクリント・イーストウッド、リュック・ベッソンら巨匠監督のもとで助監督として経験を積んできた新鋭マチュー・テュリによるホラードラマ。爆発的な伝染病によってわずかな人類だけが生き残った地球で、夜になると狩りを始める未知のクリーチャーと生存者が死闘を繰り広げる。
同時に公開された予告編は「この世界が終わればいいと いつも思っていた」という悲壮感漂うヒロインの声で始まり、謎のクリーチャーの存在から、サバイバルの裏にある恋愛ドラマを想像させる仕上がりに。ポスターも、キャッチコピーの「これは異形との恐ろしくも 悲しい愛の物語」を象徴するような切なさと美しさが融合した印象的なビジュアルとなっている。
主人公ジュリエットを演じるのは、新進気鋭のブリタニー・アッシュワース。クリーチャーを熱演するのは、『MAMA』『死霊館 エンフィールド事件』などに出演し“CGIにしか見えない”ともいわれる痩身“怪優”ハビエル・ボテット。製作総指揮はスプラッタームービー『フロンティア』などのザヴィエ・ジャンが務めている。(編集部・小松芙未)