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『イコライザー』続編、共演女優が撮影秘話を明かす

フークア監督&デンゼルと抜群の相性だったことを明かした演技派女優メリッサ・レオ
フークア監督&デンゼルと抜群の相性だったことを明かした演技派女優メリッサ・レオ

 デンゼル・ワシントン主演のヒット作『イコライザー』の続編『イコライザー2』(10月5日 日本公開)について、演技派女優のメリッサ・レオが、7月20日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【動画】『イコライザー2』予告編

 本作は、どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIAエージェント、ロバート・マッコール(デンゼル)を主人公にしたアクション映画の続編。現在はタクシー運転手をしながら、静かに暮らしていたマッコール。だがある日、旧友のスーザン・プラマー(メリッサ)が、ブリュッセルで起きた殺人事件の捜査中に何者かによって殺害されたことを知る。彼女を殺した犯人を捕まえるために、かつての同僚と組もうとするが、そこには思わぬ落とし穴が待ち受けていた。監督は前作に引き続き、アントワーン・フークアが務めた。

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 前作で既に、フークア監督と脚本家リチャード・ウェンクとタッグを組んでいたメリッサは、脚本に記されていたアクションシーンに関して、監督が何を要求しているのか明確に理解できたという。「フークア監督のセットでは、振付師が格闘シーンの戦い方を決めて、それを監督に見せるという手順なのだけれど、わたしはその振付師が、戦い方を試している時点から参加したかったの。彼女の戦い方が、(スーザンの性格や過去の背景を示す)重要な物語の観点に思えたからよ」。

 だが、初日に現場を訪れると、彼女のスタントダブルの女性には、首の後ろとウエストにワイヤーが付けられていた。「スタントダブルを使って、男性にスーザンが殴られたり、吹っ飛ばされたりするシーンを撮って、撮影を簡単に済ませるやり方だったの。その決断にわたしは困惑してしまったわ。だって、スーザンは訓練されたCIAの捜査官なんだもの」。メリッサは振付師やスタントダブルと話し合いながら、格闘シーンの構成を決め、自らも出来る限り演じたそうだ。

 メリッサいわく、「詳細にこだわる、注意深い監督」であるフークア監督。「(マッコールが運転するタクシー内の)複雑なカーアクションシーンがあるのだけど、次に何が起きるか全くわからないの。でも、そのシーンには後ろに乗っていた客の行動(マッコールを襲うこと)を明確に感じ取れる、わずか5秒くらいの瞬間があって、そのシーンを製作するためにどんな準備がされて、どうやってそのシーンが生まれたのかは理解できるの。つまり、フークア監督は自分が監督として何をすべきか理解し、さらに俳優が何を必要としているかも理解し、それを提供できる人なのよ」と称賛した。

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 デンゼルとの共演シーンについて、難しいシーンはなかったというメリッサ。「普段なら、殺害されるシーンを撮るのは難しいし、役柄を演じる上で自分なりのアイデアがあっても、それをスクリーンの映像として残すことは難しいの。でもフークア監督との仕事では、そんな難しさは感じられない。彼は、デンゼルとわたしが持ち込んだアイデアを両方とも歓迎してくれたからよ」と抜群のチームワークだったことを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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