AKB山田菜々美、主演ホラーでファンより驚く！
AKB48の山田菜々美が映画初主演を務めたホラー『黒看』の先行プレミア舞台あいさつが28日に渋谷ユーロスペースで行われ、山田をはじめ、百川晴香、佐伯香織、広瀬真寿美、伊達さん、山田雅史監督が来場した。さらに主題歌を担当した声優でアーティストの新田恵海がサプライズ登壇した。
本作は、田舎の病院に勤務する看護師が、原因不明の病状に苦しむ患者を特殊な方法で看護する“黒看”の治療を目の当たりにし、やがてその恐ろしい真相を知るさまを描いたホラー。主演を務め上げた山田は「こうしてスクリーンで、たくさんの方に観ていただけて幸せです」とあいさつすると、「わたしはホラー映画を観るのが初めてで。しかも自分の主演作ということで。自分がスクリーンに映し出されているというのはとても不思議な気持ち。（映画は）ファンの方と一緒に観たんですけど、自分ひとりで怖がっていて。ファンの方より自分の方が驚いていたかもしれない」と笑顔を見せた。
AKB48のメンバーとして人気上昇中の山田だが映画初主演ということで、監督は「最初は緊張されていて。あまり心を開いてくれないなと思っていたけど、やっていくうちに悩みながら取り組んでいるなと思いました」と振り返る。「ある程度までは（自分で）悩んでもらって。それを遠目で楽しんでいたけど、悲鳴を上げるとか、そういったホラーシーンは難しいので助言させていただきました。ただ正解というものはないので、山田さんが思ったところをやるのがいいかなと思っていましたが、非常に期待に応えてくれて。またぜひ2をやりたいですね」と続編の制作をアピールした。
そしてイベント終盤、人気アニメ「ラブライブ！」で知られる声優の新田もサプライズゲストとして登壇。「お会いするのは初めてですよね」と新田が語る通り、山田とは今回が初対面だ。新田は主題歌の「マスカレイド」が映画で流れることについて、「胸が熱くなりました。『黒看』も怖いだけでなく、人間模様が見える映画。その余韻がある中で、このロックな曲が流れるのはいい終わり方だなと思っていて。映画も楽しんで観させていただきました」と感激していた。（取材・文：壬生智裕）
映画『黒看』は8月4日より渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開