草間彌生のドキュメンタリー映画、米公開
世界的に活躍する日本人アーティスト、草間彌生のドキュメンタリー映画『クサマ:インフィニティー(原題) / Kusama: Infinity』がマグノリア・ピクチャーズから配給されることが、同社の公式サイトで明らかになった。
本作は長編ドキュメンタリーデビューとなるヘザー・レンズ監督がメガホンを取り、草間の誕生から、第2次世界大戦中の困難な時代、60年代にアート界で注目され現在に至るまでを描くようだ。9月からニューヨークのフィルム・フォーラムと、ロサンゼルスのザ・ランドマーク・ヌアートで先行公開される予定。
草間は、水玉模様やかぼちゃのモチーフなど、斬新な造形を取り入れた作風で知られており、立体作品やインスタレーションを中心に制作。昨年は特別巡回展「YAYOI KUSAMA: FESTIVAL OF LIFE」をニューヨークのデヴィッド・ズワーナー・ギャラリーで開催。これまでの主な受賞・受章は紺綬褒章、フランスの芸術文化勲章オフィシエ、高松宮殿下記念世界文化賞、文化勲章など。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)