堺雅人『プーと大人になった僕』で実写映画の声優初挑戦!
俳優の堺雅人が、ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を初めて実写映画化した『プーと大人になった僕』(9月14日公開)で、プーさんの大親友クリストファー・ロビンの吹き替え声優を務めることが7日、明らかになった。堺にとって実写映画の吹き替えは初めてとなり、「いつか挑戦してみたいと思っていたので、オファーをいただき、とてもうれしかったです」と心境を語っている。
『プーと大人になった僕』は、プーと少年クリストファーが「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わし別れた後の物語で、大人になりロンドンで暮らすクリストファーとプーの奇跡の再会から始まる友情ドラマ。堺が吹き替えを務める主人公クリストファーを演じているのは、本作のPRで初来日することが決まっている『トレインスポッティング』や『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガーで、堺は「ユアン・マクレガーさんという、素晴らしい俳優の声を担当できて光栄でした。撮影の日をドキドキしながら待っていました。(収録本番では)ユアンさんのお芝居に導かれるような感じで、とても楽しい作業でした」と感激と共に振り返った。
アニメーション声優の経験はあるものの、「実写だと、英語のお芝居にあわせるので、思ったまま演じると平板になってしまうと(吹き替え版の演出家の)監督から指摘をうけました。そこがなかなか難しかったですね」と苦労した点を挙げた堺。「プーさんはあなどれません。演じていて、考えさせられるセリフが、いくつもありました」と言うと、家族を持ってからの仕事への向き合い方の変化について「自分が変わったと思うことはないんですが、今回、この作品の台本に子供がクレヨンでものすごい落書きをしてしまったんです。いつもだと怒ってしまうと思うんですが、今回むしろうれしかった。ちょっと変わったのかもしれません」と明かしている。
日本語吹き替え版は、プー役をかぬか光明、森の仲間たちのティガー役を玄田哲章、イーヨー役を石塚勇、ピグレット役を小形満が担当する。(編集部・小松芙未)