辻仁成、著書「真夜中の子供」映画化で監督!
芥川賞作家の辻仁成が、自身の小説「真夜中の子供」の映画化で監督を務めることが発表された。
福岡県の中洲が舞台の本作は、親にほったらかしにされて夜の街で生きる孤独な少年・蓮司と、彼の将来を案じる警察官・響の姿を通し、家族を超えた絆を描く希望と再生の物語。日本社会が抱える闇の部分を交えつつ、明るく生きる人たちの姿から人間の可能性、生きることの素晴らしさを見つめ直す感動作だ。
小説家・ミュージシャンとして活躍する辻は、これまで『冷静と情熱のあいだ』『サヨナライツカ』など数多くの著作が映画化されてきたほか、『千年旅人』『ACACIA-アカシア-』などでは監督も経験している。
映像監督は、『眉山‐びざん‐』で第31回日本アカデミー賞の最優秀撮影賞を受賞した蔦井孝洋。脚本やスタッフ、キャストは今後発表される予定となっている。(編集部・吉田唯)
映画『真夜中の子供』は2020年に公開予定