『ブレードランナー』女優に窃盗関与の疑い…警察が捜索中
映画『ブレードランナー』のレイチェル役で知られる女優のショーン・ヤングが現地時間9日にニューヨーク市で起きた窃盗に関わっているのではないかとして、ニューヨーク市警が事情聴取のため彼女を捜しているという。
市警によると、映画制作会社の社員から彼らのオフィスで窃盗があり、監視カメラにはショーンが男と共にオフィスに押し入るさまが映っていたと通報があったとのこと。Peopleは、ショーンが持ち去ったのは映画制作用のソフトウェアが入った MacBook Pro 2台だと報じている。
ショーンが侵入したとされているのは、彼女が監督デビューを果たす予定だったが「力不足」だとして2か月前にクビになった映画の制作会社。プロデューサー陣はすぐにショーンに連絡をしたが何の返答もないといい、プロデューサーの一人であるドミニク・マルティーニは「われわれの誰も彼女が何を考えているのかわからない。もし『彼女はクビにされた復讐をしたかったのか？』と聞いているつもりなら、わからない。あなたはどう思う？」とコメントした。
しかし、当初はショーンと連絡が付かなかったというPeopleのもとに、後に声明が届いたとのこと。ショーンは「わたしは自分の所有物を引き取りに行くことになっていて、ビルに向かったのですが、誰もいませんでした。しかし、ドアの鍵はかかっていなかったので、わたしのために開けておいてくれたのかと判断しました。わたしは自分の物だと思うものを持ち帰ったのですが、後にそれは誤りだったとわかりました」と全て誤解が招いたことであり、警察や弁護士からは何の連絡も受けていないと主張している。
ショーンは1980年代の『ブレードランナー』や『追いつめられて』への出演で人気を博したものの、その後は元交際相手にストーカー行為で訴えられたり、アルコールの乱用でリハビリ施設に入ったり、アカデミー賞授賞式のアフターパーティーで騒動を起こして逮捕されたりと、お騒がせ女優として知られるようになってしまっていた。（編集部・市川遥）