名探偵コナン、米人気コメディアン・コナンのジョークのネタに
アメリカの人気コメディアン、コナン・オブライエンが、日本の大人気マンガ「名探偵コナン」と同じ名前である理由から、司会を務めるトークショー「CONAN」内でジョークのネタとして作品を取り上げた。この模様を収めた動画は20日、番組の公式YouTubeチャンネルで公開された。
【動画】全米で有名なコナンが「名探偵コナン」の存在に気づいた!(英語)
コナン・オブライエンはトークショーの司会だけでなく、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』『LIFE!/ライフ』で本人役として出演。『レゴバットマン ザ・ムービー』ではリドラーの声を担当するなどマルチな活躍を見せており、全米で最も有名な“コナン”といっても過言ではない。ポップカルチャーをネタに笑いを取るスタイルも彼の特徴で、『ワンダーウーマン』をネタにした内容や「ドラゴンボール」のアプリを体験レポートするなど、レパートリーは幅広い。
そんな彼は、番組内で「世界各国で“コナン”とgoogle検索すれば自身の名前が最初にヒットする。当然のことだ。ただし一か国、日本を除いてね」と発言。続けて、日本ではアニメーションキャラクターの「名探偵コナン」が検索の最上位に来ることを明かすと、日本のコナン人気を知らない様子の(?)観客から、笑いが巻き起こった。
またコナンは、原作者・青山剛昌の出身地である鳥取県東伯郡北栄町やJR山陰本線のラッピング列車、町の中心にあるコナン像などを紹介し、日本での人気ぶりをアピールすると、江戸川コナンの足の細さや髪型、見た目は子供で頭脳は大人な一面も「自分と似ている!」と主張。さらにジョークはエスカレートし、自分の名前を使ったマンガが日本で巨額の利益を生み出してることに触れ、連載24年分の賠償金として3兆円を要求する始末に。当然、これもジョークであって観客も拍手喝采。「名探偵コナン」が意外な形で、アメリカに注目されることとなった。(編集部・倉本拓弥)