広瀬すずのコギャル姿がカワイイ!90年代カルチャーが詰まった『SUNNY』
音楽、ファッションなど、1990年代のカルチャーが詰まった映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(公開中)。主人公・奈美の高校時代を演じた広瀬すずが、コギャルファッションに挑戦して「可愛すぎる」と注目を浴びている。
日本でもヒットした韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、『モテキ』『バクマン。』などの大根仁監督が舞台を日本に移し、1990年代のJ-POPやファッションを織り交ぜて再構築した本作。仲良しグループの“SUNNY(サニー)”が、20年以上の時を経て再び人生の輝きを取り戻そうと奮闘する姿を、現在と高校生時代を交錯させて描く。
広瀬演じる奈美は、転校先の東京の高校でサニーに加わる淡路島出身の少女という役どころ。垢抜けない地味な転校当初から、ミニスカートやルーズソックスを身に着けコギャルへの階段を上っていく転校後の変化、サニーの仲間との輝きに満ちた青春時代を生き生きと演じている広瀬。自身は1998年生まれのコギャルを知らない世代のため、クランクイン前にはコギャル講座を受け、コギャルの精神と当時の文化を勉強したという。
本作はかつてコギャルだった“コギャル監修者”による衣装チェックなど、当時を知る人への取材に基づいて小物に至るまでこだわりがちりばめられている。当時女子高生の間で大ブームとなった両手を前に大きく広げる“エッグポーズ”をきめたキャスト陣の写真や、サニーのメンバー同士が“写ルンです”で撮影した写真、90年代のヒットナンバーが凝縮された劇中使用曲のメドレーPVが公開されると、「懐かしい」「最高」と話題になった。
そうした時代再現度の高さだけでなく、サニーのきらめく青春と現在のドラマが力強くも爽やかに描かれ、懐かしくも未来への希望に満ちた平成最後の夏を締めくくるのにぴったりな一本となっている。(編集部・吉田唯)