イ・ビョンホンが落ちぶれ中年ボクサーに!『それだけが、僕の世界』予告編
イ・ビョンホンが落ちぶれた中年ボクサーを演じる『それだけが、僕の世界』から、兄弟の絆を描いた日本版予告編が公開された。
本作は、母に捨てられて一人で生きてきた元プロボクサーの兄ジョハと、母だけを信じて生きるサヴァン症候群を患う弟ジンテが、思いがけない出会いを経て次第に心を通わせていくさまを描く作品。公開された日本版の予告編は、そんな二人の出会いや、絆を育んでいく様子を切り取ったものとなっている。
映像の冒頭では、今や定職も住む場所もないジョハが、17年前に別れた母親と偶然再会する場面が展開。「あんたの弟よ」と、今まで存在すら知らなかったジンテを母から紹介されたジョハ。寡黙で不器用な彼が、戸惑いながらも弟と心を通わせていく様子を温かな眼差しで映し出している。
撮影を振り返ったビョンホンは「『それだけが、僕の世界』での演技が僕の根本なのではないかと思うほど、楽しく撮影した。何の計算もなしにカメラが回った瞬間にとにかく自分を役に預けて演技をした」と本作への熱い思いをのぞかせた。
ジョハを演じたビョンホンのほか、『空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~』などのパク・ジョンミンがジンテ役、『ハウスメイド』などのユン・ヨジョンが母親役に名を連ねている。徹底した役づくりに定評があるジョンミンは、本作のために撮影3か月前からピアノを猛特訓。高度なクラシック曲の数々を吹き替えなしで演奏している。(編集部・吉田唯)
映画『それだけが、僕の世界』は12月28日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開