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ヤクルトが海外でバカ売れ!Netflix映画『好きだった君へのラブレター』効果

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主演のラナ・コンドル
主演のラナ・コンドル - Charley Gallay / Getty Images for Netflix

 Netflixで配信中のテレビ映画『好きだった君へのラブレター』に登場するヤクルトが、海外で飛ぶように売れているとBloombergなどが報じた。

【写真】『好きだった君へのラブレター』原作者のジェニー・ハン

 同映画は、韓国系アメリカ人のララ・ジーン(ラナ・コンドル)が主人公のラブロマンス。母親が亡くなり、3姉妹の次女としてシングルファーザーのもとで育てられた彼女は、好きな男の子ができる度にラブレターをしたため、クローゼットの奥の箱の中にしまって満足していた。しかしある日、これまでの5人分のラブレターが何者かの手によって、それぞれの相手に届けられてしまう。

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 そのうちの一人ピーター・カヴィンスキー(ノア・センティネオ)が、ララと妹キティ(アナ・キャスカート)を学校に送るために迎えに来た際、キティが手にしていた飲み物に興味を持つ。映画内では韓国のヨーグルト・スムージーとしか紹介されていないが、ピーターが試したいと飲むのは明らかにヤクルトのパッケージだ。

 映画のヒットもあり、ヤクルトを知らない人たちは興味を持ち、飲んで育った人たちは懐かしく思い購入し、売り切れの店まで出ているようだ。「アジア圏でヤクルトが品切れなんて、これまでなかったと思う。でも、今日は2店舗で売り切れて買えなかった。ピーター・カヴィンスキーのせいだ!」「『好きだった君へのラブレター』を観てから、この1か月で2回も買っちゃった。台湾にいた小さいころ、牛乳のように毎日配達されてたっけ」「週末、店に行ってもなかったわけだ」とアジア系の視聴者はツイート。初挑戦したフード・ウェブサイトdelishの編集者たちは、「綿菓子のような匂い」「バニラ味のギリシャヨーグルトみたいな味」「ピーター・カヴィンスキーとデートするためなら飲んでもいいけど、登校途中で飲むのは無理」などとコメントしている。

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 Bloombergによると、映画が配信されてからSNSでヤクルトが取り上げられる頻度が急激に増えたとのこと。それに伴い、今年に入ってから6%下がっていた同社の米株価も2.6%上昇。その後、さらに1.7%値上がりし、9月3日には7月31日以来の高値を付けたという。今後、ブランドの知名度が上がるにつれ、売り上げもかなり上がるだろうとアナリストのマーク・バックマンはコメントしている。

 『好きだった君へのラブレター』の原作は3部作であるため、続編の製作にも期待が寄せられている。(澤田理沙)

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