「LAW & ORDER」に新シリーズ!ヘイトクライム特捜班
米テレビドラマ「LAW & ORDER」シリーズが、新たにヘイトクライムに焦点を当てた新シリーズを米NBC局でスタートさせると The Hollywood Reporter などが報じた。
手掛けるのは、同シリーズのクリエイターで、「シカゴ」シリーズでも知られるディック・ウルフと「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」の製作総責任者だったウォーレン・ライト。今のところ13エピソードの製作が決まっているという。
「LAW & ORDER: ヘイト・クライムズ(原題) / LAW & ORDER: Hate Crimes」は、ニューヨーク市警内に実在するヘイトクライム特捜班を基に描かれるとのこと。いかなる差別も許さない、ゼロ容認が理念。「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のモデルとなっているニューヨーク市警の性犯罪特捜班の下にある班で、捜査には性犯罪特捜班の刑事が駆り出されることも多いという。
「僕が手掛けてきた、これまでの犯罪番組同様、実際に街で起きていることを描き、正義が勝つよう、幅広い層の被害者に焦点を当てたいと思っています。20年前に『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』がスタートしたとき、性犯罪の被害を訴え出る人は非常に少なかった。でも、これらのストーリーをお茶の間に届け、オリビア・ベンソンのように親身になってくれるキャラクターがいることで、会話が生まれるようになったんです。ヘイトクライムがとんでもないことになっている今、新しい番組にも同様の効果を期待しています」とウルフはコメントしている。
ライトは、ニューヨークのように複雑で多様な街で実際に事件を捜査している刑事たちに感銘を受けたと語り、ウルフと再タッグを組み、街、そして国の魂を守るために日々、最前線に立っている彼らの姿を描くチャンスをうれしく思うと言っている。
「LAW & ORDER: ヘイト・クライムズ(原題)」は「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のシーズン20のストーリー内でヘイトクライム特捜班が紹介された後、新シリーズとしてスタートするが、次期は未定だという。(澤田理沙)