『カメラを止めるな!』動員120万人突破!上田監督、さらなる広がりに期待
映画『カメラを止めるな!』の動員100万人突破を記念した舞台あいさつが6日、TOHOシネマズ日比谷で行われ、上田慎一郎監督をはじめ22人のキャストやスタッフたちが出席。とどまるところを知らない人気の広がりに、上田監督は「自分の映画のように応援してくれた皆さんが僕の自慢です」と劇場に足を運んだ観客に感謝を述べた。
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6月23日に都内の劇場2館で公開された本作は、口コミ等でまたたく間に話題を呼び、7月25日には40館以上での拡大上映が決定。さらに勢いは増し、8月31日には動員100万人に到達。本日までの累計上映決定劇場は、269館(現在の上映館は149館)にまで広がり、累計動員は120万人を突破する大ヒットとなっている。
上田監督をはじめ、キャストたちは連日メディアで取り上げられ、地上波ドラマへの出演も決定したメンバーが出るなど、まさに社会現象となっている。「2館から始まり、3週間で終了する予定だった映画が、いまや269館です」と驚きの表情を見せた上田監督は、昨年の夏の撮影から共に頑張ってきたスタッフやキャスト、さらに映画を観た人が積極的に映画を広めようとしている現状に、感無量な表情を浮かべていた。
また、本作でひょんなことからゾンビ映画に出演することになる主婦・日暮晴美を演じたしゅはまはるみは「日本アカデミー賞でレッドカーペットを歩けるかもしれないという、夢のような可能性が出てきました」と語ると、他のキャストからも「何か、賞がとれたらうれしいね」という声も上がっていた。
この日も満員に膨れ上がった客席を見渡した上田監督は「この映画の生みの親はスタッフやキャストかもしれませんが、育ててくれたのは、ここにいる皆さんです」とあらためて感謝の気持ちを述べると「こんなに熱い思いで見守ってくれる親がいる映画は、まだまだ遠くまで走っていくと思います」とさらなる広がりに期待していた。
この日の舞台あいさつにはそのほか、濱津隆之、真魚、長屋和彰、細井学、市原洋、山崎俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、浅森咲希奈、吉田美紀、山口友和、藤村拓矢、眼鏡太郎、曽我真臣、佐渡未来、イワゴウサトシ、高橋恭子、生見司織、鈴木伸宏、山本真由美という総勢22人が登壇。それぞれが口を揃えて、劇場に足を運んでくれるファンの熱い思いがこの現象を巻き起こしていることを強調していた。(磯部正和)