「SUPERNATURAL」ディーン抜きの脚本に苦戦
今秋、アメリカでシーズン14に突入するテレビドラマ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」の製作総責任者アンドリュー・ダブが、ディーン・ウィンチェスター抜きでシーズンを進行させるのに一苦労しているとTV Lineに語った。(本ドラマをシーズン13の最後までご覧になっていない方にとって一部ネタバレを含みますので、ご注意ください)
ディーン抜きの理由は、彼を演じているジェンセン・アクレスが新たな悪者、大天使ミカエルを新シーズンで演じることになっているからだ。「この番組はサムとディーンという2本柱で支えられている。過去には短期間、サム抜きでやったこともあるが、完全に外したことはなかった。魂を失ったりしたけど、一応存在はしていた。ディーンがデーモンになったこともあったが、あれも1エピソードくらいで、主な展開は画面には映らずにストーリーは進行した」とアンドリューは語っている。
サムとディーンの相互作用で成り立っている番組のため、ディーンが欠けることで脚本を執筆するのが非常に困難なのだという。その一方、新しい挑戦をみな楽しんでいるようだ。「ジェンセンにとってもわれわれにとっても、この新しいキャラクターで遊べる機会ができたことに興奮している」「また、ディーンがいないことで、カスティルやジャック、メアリーやボビーなど、ほかのキャラの扱いに余裕が出てくる」のだそうだ。
ジェンセンが悪役を演じることにも大きな利点があるようだ。「こういう番組の大変さは、毎シーズン、新しい悪者を登場させなければならないことなんだ。新しいキャラクターを構築し、それを演じる俳優が長寿番組になじむようにしなければならない。ジェンセンがミカエルを演じるということは、そういう過程がまったく必要ないんだ。視聴者が大好きな俳優だし、彼自身、番組を知り尽くしている。このキャラクターをどう演じればいいかもわかっている。だから、今回は最高の悪者が即座に完成した感じだ。まあ当たりまえと言えばそれまでだけど、僕らは『おお、なんかすっごいクールだな』とみんなで思ったよ」と語っている。
「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」の第14シーズンはアメリカで10月11日からスタートする。(澤田理沙)