『スター・ウォーズ』をハイペースで作り過ぎたのは間違いだった…ディズニー会長認める
ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼CEOであるボブ・アイガーが、映画『スター・ウォーズ』シリーズをスピンオフ含めハイペースで作り過ぎたのは間違いだったと The Hollywood Reporter に認めた。
興行的に苦戦した『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』フォトギャラリー
ディズニーは2012年に『スター・ウォーズ』シリーズなどで知られるルーカスフィルムを40億ドル(約4,400億円・1ドル110円計算)以上で買収。2015年12月から『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と毎年1本新作を発表して大ヒットさせてきたが、前作から半年とたたない今年5月に全米公開した『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は興行的に苦戦。その背景には観客の“スター・ウォーズ疲れ”があるのではないかと分析されていた。
アイガーはこの件について「わたしが公開時期についての判断を下しました。振り返ってみると、わたしが犯した間違いは……わたしはその責めを負いますが、少しやり過ぎ、ペースも早すぎたということだと思います。これからはスローダウンすることになるでしょう」と明言。
もちろんそれは『スター・ウォーズ』映画をもう作らないという意味ではなく、現在も2019年12月全米公開予定の『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』(J・J・エイブラムス監督)の撮影真っただ中であることに加え、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターコンビが手掛けるものなど、新たな『スター・ウォーズ』映画シリーズも企画されていることに言及したアイガー。「ただ我々はJ・Jの映画の次に来るものを、考える段階に来ているのです。我々はその量とタイミングについてより気を付けると思います。その責任はわたしにあります」と今回の反省を今後に生かすと誓った。
『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』は新たな3部作の完結編にあたる。ディズニーがそれ以降、『スター・ウォーズ』をどう扱っていくのか注目だ。(編集部・市川遥)