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志尊淳、アラフォー女性をとりこにする王子様的キャラに苦戦

SPドラマ「それでも恋する」で3人のアラフォー女性の生活を一変させる美青年にふんする志尊淳
SPドラマ「それでも恋する」で3人のアラフォー女性の生活を一変させる美青年にふんする志尊淳

 10月6日放送のCBCテレビ製作・TBS系スペシャルドラマ「それでも恋する」の会見が25日、都内で行われ、キャストの和久井映見西田尚美志尊淳木村多江岡田惠和(脚本)が出席。アラフォー女性3人をとりこにする美青年にふんした志尊が、苦戦した役づくりを振り返った。

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 本作はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」や「最後から二番目の恋」などの脚本家・岡田による大人の青春ドラマ。三重県の静かな港町を舞台に、東京からやってきた青年・空(志尊)と、彼の出現に沸き立つ3人の独身40代後半女性、トモ(和久井)・なつ(西田)・志保(木村)のひと夏を描く。

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それでも恋する
左から西田尚美、和久井映見、木村多江、志尊淳

 トモ、なつ、志保の同居生活をかき乱すこととなる好青年・空を演じたのは、朝ドラ「半分、青い。」のゲイの美青年ボクテ(藤堂誠)役などで人気急上昇中の志尊。アラフォー女性たちを魅了するキャラクターに「すっと懐に入る時もあれば引いてみるところもあって、感情移入し切れない部分もありました」と役の難しさを語りつつ、特に「王子様と見られているキャラクターを、したたかさがないように作り上げることに苦労しました」とこだわりをアピール。

 人間味あふれるキャラクターも持ち味の岡田の脚本だけに、アラフォー女子3人組のコミカルな掛け合いも見どころの一つ。和久井は「お二人の芝居に引っ張られそうになるので、ブレずに演じようと思いました」と撮影前のプレッシャーを明かしつつ、「演じているとそこに絶対的な安心感みたいなものがあって、どっぷりと浸りながら演じていました」と自然体で演じられた撮影現場を振り返る。

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 「この二人がどう反応してくれるのだろうと、わくわくしながら(現場に)入りました」という西田も、「初日に合わせてみたら面白くて。自分で工夫したり考えたりしなくても、その場にいるとなつというキャラクターが膨らんでいって、トモだったり志保だったりがわたしの役を作ってくれたんじゃないかっていう感じの現場でした」と紹介。木村も「お互いに引っ張り合って反応し合って、化学反応がどんどん起きて自然と役ができたような現場でした」と充実の表情。

 また、撮影エピソードではおのおのロケ地の自然に感動したエピソードなどにも花が咲き、木村いわく「3人でキャーキャー大騒ぎしていて、それを志尊くんが見て引くという(笑)。それもいい思い出になっています」とにぎやかな一コマもあったそう。志尊は漁師から「これを持っていけ」と大きな鰤(ぶり)をもらった出来事に触れ「そのまま手渡しでもらって、扱いが分からずに苦戦してしまいましたが、その温かさは地域の温かさと比例しているなと思いました」と目を細めていた。(取材・文:中村好伸)

スペシャルドラマ「それでも恋する」は10月6日午後2時~3時24分、TBS系にて放送

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