松岡茉優、東京国際映画祭アンバサダーに就任!樹木希林さんへの思い語る
第31回東京国際映画祭
女優の松岡茉優が25日、都内で行われた第31回東京国際映画祭のラインナップ発表会見に出席。本映画祭のアンバサダーへの就任が発表された松岡は「映画祭に華が添えられるように、そして若手の力を示せるように頑張りたい」と力強く宣言すると共に、映画『万引き家族』で共演した故・樹木希林さんへの思いを語った。
【写真】「第31回東京国際映画祭」ラインナップ発表記者会見の様子
昨年、主演映画『勝手にふるえてろ』が第30回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されて観客賞を受賞したほか、松岡は新設された東京ジェムストーン賞を獲得した。「第一回目の賞だったので、この賞が華やかなものになるように頑張ってきました。その一年後、アンバサダー就任というお話をいただき、良いタイミングできているのかな」と自信になったという。
今年はカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた出演作『万引き家族』が「Japan Now」部門で上映されるが、松岡は「日本のみなさんにもう一度観ていただけることが嬉しい」と語り、共演した樹木さんへ思いを馳せる。
「樹木さんとの思い出はたくさんあります。宝物です」と語り出した松岡は、樹木さんと同じ時代を生きたこと、そして樹木さんの作品をたくさん観られたことへ感謝を述べると「若い世代として、もっと勉強して、樹木さんのような人になりたいと思ったし、樹木さんを生で見てきた人間として、次の世代に(その経験を)渡せるような人間になりたいと強く決意しています」と胸の内を明かした。
また、アンバサダーに就任したことを聞いたら樹木さんがどう思うかと問われた松岡は「また髪型とか気にするんでしょう?」と言われるだろうと回答。普段から樹木さんが「見てくれや容姿」ではないものの大切さを説いてくれていたからこそ、今年のレッドカーペットは、その意味を考え楽しむことができそうだと笑顔を見せた。
この日の会見には松岡をはじめ、今回のコンペティション部門に出品されている『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督、主演女優の岸井ゆきの、「アニメーション監督 湯浅政明の世界」が上映される湯浅政明監督も出席した。(磯部正和)