成田凌、映画初主演!周防正行監督の新作に主演級キャストずらり
俳優の成田凌が、『Shall we ダンス?』などで知られる周防正行監督の新作『カツベン!(仮)』で映画初主演を務めることが明らかになった。ヒロインは『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』などの黒島結菜。永瀬正敏、高良健吾、井上真央ら主演級キャストが脇を固める。
映画の舞台は今からおよそ100年前、映画がまだ無声でモノクロだった頃。独自のしゃべりで観客を映画の世界に誘う“活動弁士”が活躍する時代に、とある小さな町の映画館に流れついた活動弁士を夢見る青年の姿をアクション、恋、笑いを織り交ぜて描く。公開は2019年12月の予定。
主人公を演じる成田は、MEN'S NON-NO 専属モデルとして人気を博す一方、『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』『ニワトリ★スター』などに出演し、俳優としても今後を期待される若手注目株。ヒロインには黒島が抜てきされ、永瀬、高良、井上のほか、音尾琢真、竹野内豊、竹中直人、渡辺えり、小日向文世ら豪華キャストが名を連ねている。
映画初主演が周防監督の作品となったことに対し、成田は「この世界にいる人間としては誰もが羨むようなことだと思っており、もちろんプレッシャーも感じておりますが、何より安心感と信頼があるので、何があっても、這いつくばってでも真ん中に立っていようと思っています」と大役への覚悟をにじませる。
さらに、役づくりのために実際に活躍している活動弁士から指導も受けているといい、「練習をしてから2ヶ月半程度経つのですが、堂々と自信を持ってやればいい! というアドバイスをしていただきました」とコメント。本作は「日本映画の歴史というものを感じてもらいたかった」という周防監督の“映画愛”が詰まった作品なだけに、活弁シーンへも期待が高まる。
3か月にわたるオーディションで男女各100人の中から選ばれた成田と黒島。「日本映画のはじまりの頃はまだみんなが初々しく、そのような初々しさを2人に感じました」と抜てき理由を明かした周防監督は、主演の成田について「会った時の素直な感じ、そして活動弁士として映画を解説している姿がオーディションを通じて想像できたので、その才能を信じてキャスティングさせてもらいました」と語っている。(編集部・吉田唯)