有村架純、新人・岡田健史のまっすぐな演技を絶賛
女優の有村架純が6日、都内で行われたTBS系10月期ドラマ「中学聖日記」(毎週火曜22時~)の制作発表会見に19歳の新人俳優・岡田健史と出席。本ドラマで初の教師役に挑戦し、生徒役の岡田との禁断の純愛を熱演する有村が、本作がデビュー作となった岡田との共演を振り返り「目から気持ちがきちんと伝わってきて、それに心を動かされた」と感想を述べた。
漫画家・かわかみじゅんこによる同名漫画を映像化した本ドラマは、片田舎の中学校を舞台に、自分を大切に想ってくれる年上の婚約者がいながらも、赴任先の学校で出会った不思議な魅力を持つ10歳年下の中学3年生・黒岩晶に心惹かれる女性教師・末永聖の“禁断の純愛”を描く。この日の会見には有村、岡田ほか、共演者の町田啓太、吉田羊、夏川結衣、プロデューサーの新井順子も出席した。
有村は本ドラマについて「非常に難しい作品でもありますし、自分自身も聖として晶にどう向かっていけばいいのか日々悩むことがありましたが、撮影中のいろんなことへの葛藤がこの作品を逆に良くすると思って頑張っています」とコメント。岡田の初々しくもまっすぐな演技に心を動かされることも多いそうで、「(演技の時に)心を動かされるってすごく大切なことなんです。撮影していてすごく楽しいです」とにっこり。「本当に堂々とそこに立っていてくれるのでわたしもぶつかっていきやすいですし、何をやっても受け止めてくれるだろうなという安心感もあります」と岡田の演技を絶賛した。
一方の岡田は「本作がデビュー作です。毎日刺激的な日々を過ごさせてもらっています」と緊張気味。有村との共演については「有村さんは今まで画面越しに見ていた方。初めてお会いした時は『おおっ!』って思いました」と舞い上がる気持ちと同時に緊張もしたというが、「でも先輩の方から歩み寄ってくださって……」とすぐに打ち解けることができたと紹介。「共演者の方にもたくさんのアドバイスをいただきながら、感謝あふれる日々を過ごしています」とコメントした。
ドラマの中では有村をビンタするシーンやキスシーンもあるというが、ビンタのシーンについては「あの有村架純さんを叩いていいのかって、黒岩晶としての気持ちより、岡田健史としての感情が勝ってしまって……」と戸惑いがあったとのこと。「本番でやっぱりできなくて、監督を見ながらスローモーションでやってしまったら監督から『わたしを見るな!』って怒られました」と笑った。
キスシーンの意気込みについても「頑張って歯を磨きます!」と答えるなど、イケメンながらどこか天然っぽい憎めない魅力を持つ岡田だが、共演者の間でもすっかり人気者になっている様子。吉田は「ワンシーンご一緒したんですけど、いきなりアドリブをしてきて、爪痕残したいって。末恐ろしいなって思いました」と岡田について話していた。(取材・文:名鹿祥史)