西島秀俊、“厳しいイメージ”に困惑
俳優の西島秀俊が4日、都内で行われた映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』プレミア上映会に登壇。パブリックイメージに戸惑う一幕があった。
遊園地を舞台にした本作は、主人公の波平久瑠美(波瑠)が、“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦(西島)や、一癖も二癖もある従業員たちに囲まれ仕事をする中で成長していく姿を描いたお仕事エンターテインメント。この日は、波瑠、岡山天音、深水元基、中村倫也、濱田マリ、柄本明、波多野貴文監督も来場した。
アクションものやシリアスな作品への出演も多い西島は、MCから「久しぶりに思い切りの笑顔が見られる役」と言われると、首をかしげながら「笑っている作品にも出ているんですけどね」とドラマ「奥様は、取り扱い注意」や「とと姉ちゃん」を例にあげて説明。
とはいえ、「公安でもないし、殺し合いもしていないので、そういう意味では非常に珍しい作品ですね」と納得すると、「ぶっきらぼうな上司をやっていたつもりだけど、完成した作品はめちゃくちゃ笑っていて。それはチームがいい空気で、よっぽど楽しかったんでしょうね」と撮影を思い返していた。
そんな西島と初共演の波瑠は、「テレビに映る西島さんばかり見ていて、すごく厳しい方なんじゃないかというイメージがついていたけど、今回すごく笑っているのを見て、不思議なものを見ている気持ちになりました」と素直な思いを吐露。
また、波瑠が「西島さんは小塚そのもの」と褒めるも、西島から「こんな変な人じゃないよ(笑)」と否定されると、「小塚さんを変な人って言っちゃダメだから」と20歳も年上の大先輩を優しく諫める場面も。西島も「そうだね。ダメだね……」とシュンとした表情で会場の笑いを誘っていた。
西島は3日に第2子となる男児が誕生したことを発表しており、MCから祝福の言葉をかけられると、「ありがとうございます。私事で申し訳ないです」と笑顔で頭を下げていた。(取材:錦怜那)
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は10月26日より全国公開