吉沢亮のキラキラがあふれちゃう…“隠す芝居”を新木優子が絶賛
俳優の吉沢亮が5日、都内で行われた主演映画『あのコの、トリコ。』の初日舞台あいさつに新木優子、杉野遥亮と出席。地味で冴えない主人公を演じた吉沢について、新木は「何もしないと（体から）キラキラがあふれてしまう」という吉沢の“隠す芝居”を絶賛した。
白石ユキの人気コミックを実写化した本作。地味で冴えないメガネ男子・鈴木頼（吉沢）が大好きな立花雫（新木）のためにカッコよく変わっていくさまを、恋のライバルとなる東條昴（杉野）との三角関係を絡めて描く。イベントにはキャスト陣のほか、本作のメガホンを取った宮脇亮監督も登壇した。
主演の吉沢は「去年の6月に撮影したんですけど、やっと皆さんに観ていただける日が来て嬉しいです」と感慨深げ。撮影から公開までの期間が長く、「その間、遥亮と一緒にご飯に行く機会があったんですけど、時間が経ちすぎていたのか、行ったらすごく人見知りされていて、めっちゃ敬語で話しかけられた」と杉野との面白エピソードも紹介した。
新木は、「吉沢さんは真面目な役だったんですけど、役づくりが流石」と吉沢との撮影をしみじみ回顧。「何もしないと（体から）キラキラがあふれてしまうのをあえて隠して隠して、演じきっていました。座長としても明るく振舞ってくれて助かりました」と大絶賛で、「この二人が共演者で良かった」と吉沢、杉野とのチームワークの良さを強調した。
吉沢も撮影中は新木の存在に救われたという。「完全に見た目がクールビューティ。モデルさんでキレイ系な方。でもその見た目とは違って可愛らしくて、現場では彼女がみんなを盛り上げてくれたりして助かりました」（吉沢）。杉野も「強いんです。負けず嫌いとかもそうですけど、誰にもこびない強さがあって、そういうところがかっこいいなと思っていました」と称賛し、新木を大照れさせた。
そんな杉野は、撮影前は二人に馴染めるか不安だったとのこと。「最初聞いた時『うわぁ』ってなっちゃって。かっこいいお二人だし、すごく不安で。でもお二人とも太陽のような存在でした。撮影が終わるころには大好きになっていました」と二人への思いを語っていた。
さらにこの日は、ゲームを通じて仲良く“トリコダンス”を披露したり、投げキッスを客席に贈ったり、吉沢がイベントMCを務めるなどサービス精神たっぷりなキャスト陣に会場は大いに盛り上がった。終盤にはサプライズで10月5日が誰かをトリコにする恋愛の日である「トリコの日」として日本記念日協会から正式認定されたことも発表された。（取材・文：名鹿祥史）
映画『あのコの、トリコ。』は全国公開中