三上博史、14年ぶり映画主演 宅間孝行監督のR15+指定作品
俳優の三上博史が、俳優、脚本家、演出家、映画監督の宅間孝行による映画『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』(2019年1月公開)で、2004年公開のホラー『予言』以来14年ぶりに映画主演を務める。ラブホテルを舞台にした密室群像劇で、三上は痴話げんかのすえに発砲事件を起こす警察官に。共演に、酒井若菜、波岡一喜、三浦萌、樋口和貞、伊藤高史、ブル、世戸凜來、柴田理恵、阿部力ら。
【写真】三上博史主演、鶴田法男監督の2004年公開のホラー映画
近年はWOWOW放送の「下町ロケット」(2011)、「震える牛」(2013)、「社長室の冬 -巨大新聞社を獲る男-」(2017)や、NHKの「実験刑事トトリ」シリーズ(2012・2013)、日本テレビ系「明日、ママがいない」(2014)などドラマを中心に活躍していた三上。今年5月に公開された映画『モリのいる場所』では謎めいた男にふんし、出演シーンは短いながら鮮烈なインパクトを放っていたが、演劇プロジェクトTAKUMA FESTIVAL JAPAN(タクフェス)を主宰する才人・宅間の監督作で満を持して映画主演を果たす。
物語は、警察官の間宮(三上)が風俗嬢とお楽しみ中に婦警の妻が乗りこんできたことから取り乱し、風俗嬢に発砲するところからスタート。そのほか、ヤクの売人、風俗嬢のマネージャーら「弱みを握られ」「弱みを握っている」男女の思惑が交錯していくさまが描かれる。(編集部・石井百合子)
三上のコメントは以下の通り。
この作品は、ご自身が俳優でもある、宅間孝行さんが、脚本、監督をされたことで、成立できた作品だと思います。宅間さんは、俳優の生態をよく知っている。俳優のバカさ、かわいさ、狡さ、脆さ、強さ、しぶとさ、覚悟。そして、それらをどのように発揮させれば、作品がよくなるかわかっていらっしゃる。
今回、そんな撮影現場に出会えることができて、しあわせでした。しかも、そこに敬愛する俳優、波岡一喜さんや、酒井若菜さんらがいる。役者冥利に尽きます。
だからこそ、そんな、痺れるような長い長~い、長回しの撮影の瞬間に、ぼくらの魂の”何か”が映っているはずです。どうか、皆さんがその”何か”を発見し、楽しんでくださいますように心から願っています。
映画『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』は2019年1月、テアトル新宿ほかにて全国公開