岡田将生、10代から老年期までを表現!初の落語家役「昭和元禄落語心中」
岡田将生が主演を務めるNHKドラマ10「昭和元禄落語心中」が今夜12日からスタートする。本作で主人公の落語家役に挑む岡田は、10代から老年期までを演じる。
同名人気コミックを実写ドラマ化した本作は、戦争の時代を生きた落語家たちの姿や、芸の絆で結ばれた熱い友情、無二の親友の事故死をめぐるミステリーなどが展開する。岡田は人気落語家の八代目八雲を演じ、共演者には竜星涼、成海璃子、大政絢、篠井英介、平田満、山崎育三郎らが顔を揃えた。
原作となった雲田はるこのコミックは累計200万部を突破、アニメ化もされている人気作品。待望の実写化とあり、ファンからは熱い視線が注がれている。オファーを受けて生半可な気持ちでは演技できないということで迷いもあったという岡田だが、監修を務めた落語家・柳家喬太郎による指導もあり、しだいに自信をつけていったとのこと。数か月以上にわたる稽古を経た岡田の高座における演技にも注目だ。
今では落語の魅力にどっぷり浸っているという岡田ふんする八雲は「昭和最後の大名人」と呼ばれるほどの稀代の落語家。クールでじっくり聞かせる噺を得意としており、戦前から戦後、平成まで長く活躍したという設定だ。劇中で岡田は、若々しい10代から貫禄たっぷりの老年期までの八雲を演じており、どのように表現しているのかに期待が高まる。
そんな変幻自在な演技を見せる岡田だが、今年も多彩な役どころに挑んでいる。木村文乃とともに主演を務めた『伊藤くん A to E』ではイケメンだが関わった女性をことごとく不幸にする男性役、大ヒットを記録している『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、「狂乱の貴公子」の異名を持つ攘夷志士の生き残りである桂小太郎役を担った。また、鉄拳のパラパラ漫画を実写化する『家族のはなし』(11月23日公開)では、金髪でバンド活動に打ち込む若者を演じる。ほかにも松尾スズキや上村聡史といった人気演出家の舞台にも出演するなど、活躍が続く。
脚本を連続テレビ小説「マッサン」などの羽原大介、演出を『百万円と苦虫女』などを監督したタナダユキが手掛けた「昭和元禄落語心中」。作品ごとにさまざまな表情を見せてきた岡田の真骨頂を目の当たりにできそうだ。(編集部・大内啓輔)
NHKドラマ10「昭和元禄落語心中」はNHK総合にて10月12日22時~放送スタート(毎週金曜、連続10回)