村上虹郎&村上淳が『銃』で親子共演!
村上虹郎が主演する映画『銃』(11月17日公開)に実父の村上淳が出演していることが明らかになり、劇中の共演写真が公開された。
芥川賞作家・中村文則のデビュー作を、『百円の恋』の武正晴監督が映画化した本作。河原で偶然、拳銃を拾った大学生の西川トオル(村上)が、どんどん銃の魅力に取りつかれていき、狂気をはらんでいくさまを描く。ヒロインは広瀬アリスが務め、リリー・フランキーらが共演。10月25日に開幕する第31回東京国際映画祭では日本映画スプラッシュ部門に出品され、ワールドプレミア上映される。
村上淳が演じるのは、虹郎ふんする主人公と対峙する、ある男。「正直“親子共演”ということを意識しないかというとそうはいかない」と複雑な心境を明かす村上淳だが、出演はいち役者として決断した。「オファーをいただきそれに向き合った結果であり、武組の空気を感じられる機会をいただいたことへのアンサーです。いち役者といち役者がなにかしらの縁で同じ座組になることは、そんなに珍しいことではないということ」と語っている。
徐々に狂気に満ちていく難役に挑んだ虹郎と村上淳の、親子の関係を超えた役者同士の熱演に注目だ。(編集部・小松芙未)